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「成活」とは 1-8 新しい命をはぐくんだ成活習慣(2/4)

「成活」とは 1-8 新しい命をはぐくんだ成活習慣(2/4)

伊藤 高史

開業して三代目。高齢の方にも安全安心な保険の入れ歯治療、修理、メンテナンスを中心に行なっている。

当ブログ「杉並区「入れ歯専門の歯医者さん」今日の出来事」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/ito_takafumi/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


妻が出来ることといえば横になることだけ。

 

週末のレストランはもちろんキャンセル。

買い物にも行けない、料理もできない寝たきりの妻に代わって、私が毎日近所のスーパーで買い物して朝夕の食事を作ることにしました。

 

1か月後に再び検査。

心配だったので私も病院に付き添っていきました。

すると、安静にしていたにも関わらず子宮頸管はさらに短くなり22ミリに。

次の検査で20ミリ以下になったら入院が必要とのこと。

 

私は妻に言いました。

「今から早めに入院しておいたらどうかな」

 

妻と子どものためにいいと思ったからです。

自宅で安静と言っても私がいない昼間は自分で食事を作らなくてはいけません。

洗濯や掃除、入浴も必要です。

病院で全て管理してもらった方が安全安心です。

 

入院の手続きについて医師に尋ねると、すぐできるようでした。

さっそく手続きしようと入院の書類を机に置いたときです。

 

妻が予想もしなかった反応をしました。

 

「入院したくない...」

そう言って泣き出してしまったのです。

 

大きな不安をこれまで我慢していたのでしょう。

私にはかける言葉もありませんでした。

 

妻はしばらく泣いていましたが、落ち着いてから医師に質問しました。

「子宮頸管が長くなることはあるんですか」

すると「可能性は少ないですがあります」との答え。

 

もっとも、具体的に長くする方法があるわけではありません。

医師からの指示はこれまでどおり絶対安静。

 

病院から帰った妻と私は、ある方法を試してみることにしました。