よく見ると花束の下のほうに小さなシールで「お母さん、ありがとう」の文字が書いてあるではありませんか！

 

メッセージがないのを選んで買ったはずなのに。

シールをはがそうとしました。

 

すると突然、私の頭にイナズマのような閃きが起こったのです。

 

...これは僕の意思じゃない。

ママのお腹の赤ちゃんがパパに買わせたんだ。

シールをはがさずに花束を持って帰りました。
 

家に帰って開口一番

「お腹の赤ちゃんからプレゼントだよ」

そう言って、横になっている妻に花束を渡しました。

 

今度は妻がびっくり。

だって花束には確かに「お母さん、ありがとう」と書いてあるのですから。

 

赤ちゃんがお腹の中からママに「感謝」と花のプレゼント。

 

妻の目がうるんでいます。

「ありがとう。必ずあなたを産むからね」

妻は花束を持ったまま、力強くお腹に話しかけます。

 

お腹は控え目にモゾモゾッと動きました。

 

それからなんとか無事に１か月が過ぎました。

再び検査です。

 

私が帰宅すると妻は嬉しそう。

鼻歌を口ずさんでいます。

 

なんと子宮頸管の長さが30ミリまで伸びていたのです！

 

結局入院することはなく健康な子を無事出産しました。

 

新しい命を授かったのも「願う、楽しむ、感謝する」成活習慣のおかげと思っています。

とくに「願う」ことの力を知った出来事でした。