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絶妙なiPhoneの液晶サイズに思うこと(第15回)

絶妙なiPhoneの液晶サイズに思うこと(第15回)

伊藤 浩一

モバイル情報ブロガー。モバイルユーザーとしてレビューを毎日掲載しながら、日本のスマートフォンシーンの盛り上げを行う。特に、日本で初めてのWindows Mobileスマートフォン「W-ZERO3」への思い入れは強い。

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モバイルを愛していますか?モバイル情報ブロガーの伊藤浩一です。

モバイルで熱いニュースと言えば、次期iPhoneと噂されるiPhone 5関連ニュースですね。OSに関してはある程度、新機能が発表されてしまったので、注目の的は、iPhone 5のハードウェアに関する噂です。特に液晶サイズに関しては、日々、いろいろなニュースが飛び交っています。

iPhoneの液晶サイズと言えば、海外で2007年に、最初に発売されたGSMモデルの「iPhone」から「iPhone 3G」「iPhone 3GS」「iPhone 4」「iPhone 4S」と、5年間に渡り、頑固に3.5インチというサイズが守られています。液晶解像度は、480×320ピクセルから960×640ピクセルに iPhone 4から上がっていますが、液晶サイズとしては、3.5インチです。

一方、もう一つのスマートフォンの雄、Androidは、様々な種類の液晶サイズが出ています。日本国内だけでも、Xperia miniの3インチからGALAXY Noteの5インチまでバリエーションがあります。

iPhoneユーザーの中には、液晶サイズが大きくなって欲しい、願うユーザーも多いとは思いますが、私のようにAndroidとiPhoneを併用しているユーザーは、このiPhoneの3.5インチという絶妙の液晶サイズに感心する場面も多いのではないでしょうか。

発売当初は、大きなタッチパネル携帯という印象でしたが、現在のように4インチ液晶スマホが主流になってくると、iPhoneは小型のスマホに感じてしまいます。それでも、この3.5インチの使いやすさは変わりません。

携帯電話として使う上でよく見られるシーンとしては、片手で操作をするシーンです。メモ帳を片手に、鞄を片手に、箸を片手に、最低限、電話とし て操作できること、さらに、液晶面を片手で持っても親指で操作できること、それらの要素を持っているのが、このiPhoneのサイズです。

また、個人的には、画面を横にしたときのQWERTYソフトキーボードで、両手親指入力のしやすいさも、素晴らしい点です。私は、この横画面の文字入 力のしやすさに惚れて、iPhone 3Gを発売日に徹夜して購入したほどです。横画面にした際に、単に画面が横になるのではなく、解像度も横幅に合わせて大きくなる点も気に入っています。

電話としての基本を守りながら、ネット端末としての使いやすさを極めた結果が、この液晶サイズと言えるでしょう。これだけ移り変わりの激しい携帯業界にて、基本デザインが5年間変わらないというのは、凄いことだと感じます。

次期iPhoneがどんなサイズで登場するか、非常に注目ではありますが、仮に大きなサイズになったとしても、そこに新しいスタンダードになり得る、アップルの拘りを是非感じてみたいと思っています。