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社会人になっても学年を確認しあうの、やめません?
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留学をすると何かにつけて面食らうことが多いのですが、中でも日本人が現地で必ず面食らうことに、「年下がタメ口で話しかけてくる」があります。
英語は基本的に敬語がなく、さん付けもありません。
誰が相手でも、基本的に同じ英語を使います。(かなり目上になるとそれなりの言葉遣いはありますが)
生徒同士なら、年下からでも呼び捨てが当たり前。上下関係を意識して下手に出てくることはありません。
日本の先輩後輩文化に慣れていると、これは相当違和感がありますし、ときにはムカつく瞬間もあるでしょう。
歳が1個上(あるいは下)だからといって、無条件にぺこぺこする(or される)のもおかしな話だわな、ということに気がつくには、多少時間がかかるものです。
相手に悪気はないのは頭で理解できていても、なんとなくバカにされているような錯覚は覚えてしまうでしょう。
これに慣れることができないと、ストレスがたまることになります。
慣れるコツは、自分も年上に対して対等な感覚で接すること、でしょうかね(笑)。
話はちょっと変わって、社会人の飲み会等で、知り合って間もない者同士がしゃべっていて、話の流れで互いの年齢を確認するときがあります。
で、年齢を言いあった後に、それだけでは終わらず、たいてい生まれ月も確認し、
「あ、じゃあ同じ学年だ」
とか
「へー、学年で言うと一個下なんだ」
ってやりません?
もう立派な社会人なのに、何歳になっても学年を気にせずにはいられないあの感覚ってなんなんでしょうね。
違和感というか、日本人の悲しい性(さが)というか、言いようの無い切なさを覚えるのは私だけでしょうか。
学年を確認しあったとたん、急に態度が雑になるのを見るのもイヤですし、逆にペコペコされるのも個人的にアホらしいと思うので、私はいちいち年齢を聞かないことにしています。
そして、誰が相手であろうと、敬語を使います。
こうしておけば、絶対に問題は起きないですしね。
年齢(とくに学年)を理由に偉そうにするのも、へりくだり過ぎるのも、どちらもナンセンスだと思うこの感覚は、たぶん留学時代に身についてしまったような気がします。
つづく