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だました側も、だまされた側も楽しめる、学生時代のドッキリ ~その1~

だました側も、だまされた側も楽しめる、学生時代のドッキリ ~その1~

中山 順司

スキナヒト製作所 所長。

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大学では、友人ら同士で、よく"いたずら"を仕掛け合いました。学生の息抜きと言いますか、勉強で疲れた時などに、気分転換でいろんなジョークを考えては騙し合ったものでした。

いわゆる「ドッキリ」を数人で計画し、ターゲットに仕掛けて、騙して、馬鹿笑いする、という遊びです。


今回は、Practical Jokeと呼んでいた、いたずらの中から、見事にハマった(成功した)例を紹介してみます。


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電話をかけてきた友人を騙すいたずらです。
こんなかんじに騙します。

1.(ターゲットとなる)友人が、4名で住む我々の部屋に電話をかけてくる



2.電話をとる私 「あー、もしもし?」



3.友人 「あ、ジュンジ?ちょっと聞きたいことがあるんだけどー、・・・・(と用件をしゃべり始める)」



4.私 「(部屋ではルームメイトがガンガンに音楽をかけている中で)え?なんだって?あぁ?ちょっとまって。よく聞こえない。もう一回言って」



5.友人 「(つーか、音量を下げろよと思いつつ)いや、だからさ、ペラペラペラ・・・」



6.私 「ワリィ、ぜんぜん聞こえねーわ。なんだって?」
(わざとこのやり取りを数回繰り返し、友人をじゅうぶんにいら立たせる)



7.私 「ごめん、ちょっと音楽下げるわ。ジョン!(ルームメイトのこと)、さっきから曲がウルセーからボリューム下げてくんない?電話がぜんぜんできないから」
(で、音が下がり、ようやく落ち着いて話せるようになる)



8.私 「あー、すまん、すまん。で、なんだった?」



9.友人 「(どんだけ待たせんだよ・・・といった口調で)だからー、聞きたかったのはこれこれ・・・というわけなんだよ」



10.その間、私は「フンフン」とか「ヘェー」とかテキトーに相槌を打つ。



11.友人が話し終えた後、私はおもむろに、


「大変申し訳ありません。私たちはただいま全員外出しております。お手数ですが、ピー音の後にメッセージをお残しください」



以上です。

つまり、3分ほどの留守番電話メッセージと延々と会話をさせ、電話をかけてきた友人を苦笑いさせるいたずら、ということです。


ターゲットとなる生身の相手と会話を成立させるよう、間の取り方に苦労しつつも、完璧な録音テープをつくり、電話してきた友人全員をハメることに成功しました。
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こんなかんじで、学生同士はヒマさえあれば、しょっちゅう騙し合いをして遊びました。

ただ、このPractical Joke、2つだけルールがあります。




■ルールその1:  ターゲットを傷つけない
個人の気にしている事や、コンプレックス等をいじるのはご法度です。所有物を傷つけたり、金銭的損失が発生してもダメ。「親が死んだぞ!」といった、シャレにならないウソもNGです。

成功しても、失敗しても、(ターゲットをふくめて)全員が笑えることがマスト。


■ルールその2:  オリジナリティを発揮する
誰かが既にやったジョークを真似てダメなわけではないですが、それだとあまり盛り上がりません。いかにオリジナリティが高く、かつ意外性のあるドッキリを仕掛けられるかが勝負です。



社会人になってからは、とんと仕掛ける機会がなくなって寂しいです。
こういうネタはまだまだあるので、別の機会に紹介してみようと思います。