誠ブログは2015年4月6日に「オルタナティブ・ブログ」になりました。
各ブロガーの新規エントリーは「オルタナティブ・ブログ」でご覧ください。
留学経験者が語りたがらない、恋愛にまつわる恥ずかしい過去
当ブログ「20年前の留学を、淡々と振り返る記録」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/jnakayama/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
長く異国で生活していますと、さまざまなモノが恋しくなります。
わかりやすい例は日本食で、やっぱりコメ、味噌汁、魚介類、ラーメン&菓子類あたりがとても恋しくなります。
※食のことは以前のブログに書いたので、ここでは触れません。
今回は、食以外で恋しくなるモノについて書きます。
勘のよい方はすぐ分かると思いますが、そう、「異性」です。
意外とタブー視されているんですよね、"留学時における異性とのアレコレ"って。
親しい友人同士だと、「ぶっちゃけどうなんだよ?そのへんのところはよー」という問いに笑いながら話せますが、テーマがテーマだけに、話す場所と相手は選びますね。
今日は、そんなタブーにちょっぴり触れてみます。
留学初期は死に物狂いで勉強するし、終始テンパっているせいで、女子への興味はかなり抑え込まれます。(なくなるわけではない)
そこそこ英語に慣れ、友人が増え、コミュニティに溶け込んでいくと、精神的余裕が出てきます。
すると、これまで抑え込んでいた女子への興味が、むくむくとよみがえってきます。(そりゃ、18,9の男ですから当然)
「あー、(日本人の)女子と交流したい・・・」
でも、校内で唯一の日本人なので、遭遇するはずもありません。かなわぬ夢と知りながら、かわいい日本人女子と知り合える日が来ることを待ちわびていました。
部活で他州へ遠征したとき(高校のとき)など、偶然その土地に住む日本人と知り合う機会があります。遠出した先のファストフード店で食事していると、近くで日本語が聞こえたりして、振り向くと日本人の女の子がいたりとか、そんなかんじです。
24時間英語漬けの生活を送り、(意識はしていなくても)緊張の連続の毎日の中で、ふと訪れる日本人女子との出会い。
これは、かなりの癒し効果です。まるで砂漠でオアシスを見つけたような気持ちになります。
で、どうなるか。
即効で好意が芽生えます(笑)。
「ホレてまうやろっーーー」でお馴染みのチャンカワイ(Wエンジン)ではないですが、8割5分の高確率でホレましたね。
しかも、ルックスはほぼ無関係で、出会って5分で好きになってしまうという、節操のなさ。日本語を話すという理由だけで、無条件に「か、かわいいっー!」となってしまったのでしょう。(どんだけ飢えていたのかと・・・)
なぜこんなバカみたいな話をするかというと、これは(勉強に励む、勉学を通じて目標を達成する等の)留学生活における、大きな障害になる可能性が小さくないから。
留学ガイドブックや留学雑誌はあまり取り上げない話題だと思うので、あえて私が触れてみたのですが、「異性への節操のない恋心」、もっとあけすけに言うと、こーゆー状況での性欲は、扱いを間違えると大きな落とし穴になります。
留学1年目間は、日本人がゼロの環境に強制的に閉じ込められていたおかげで、日本人女子との交流にうつつを抜かすことが物理的にできなかったのですが、これが功を奏してくれました。
もし、日常的に日本人女子がいる環境だったら、きっと自堕落な生活を送っていたであろうことは、容易に想像できます。英語上達のスピードはもっと遅かっただろうし、TOEFLのスコアも伸びなかったと断言できます。それほどの、超強力な誘惑になります。
私は、留学という非日常下で、「母国の女子に、たやすくホレてしまう癖がある」という弱さを発見しました。非日常な環境におかれると、自分を見失ったり、そのせいで誤った判断をしそうになるのは、けっして私だけではないと思います(たぶん)。
「いや、俺は留学しねーし」
という方でも、いつどんな状況で、意外な自分の弱さが姿を現すか、わかりませんよ。(留学だけが新しい環境じゃないし)
こういう経験談をする留学経験者は滅多にいません。だって、威張れる過去じゃないですからね。
しかし!
(男子)留学経験者なら、きっと心の中でウンウンと頷いてくれると確信しています。
私だけだったりしたら、死ぬほど恥ずかしいですが。。。
ところで、女子と交流しつつ、勉学へのエネルギーを失わない方法として、オススメは遠距離文通です。いまどきレトロで流行らないですが、便箋に直筆で書かれた女子の文字の癒し効果は絶大。
修正液での訂正もご愛敬だし、むしろその丁寧さに萌えたりします。
つづく