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クルマと音の関係

»2010年6月17日
神尾 寿の「時事雑草」

クルマと音の関係

神尾 寿

フリージャーナリスト / コンサルタント。国際自動車通信技術(ATTT)展企画委委員長。専門分野はモバイルITと自動車・交通、電子マネーなど。著書は「TOYOTAビジネス革命」、「次世代モバイルストラテジー」など。

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昨日、日産のEV「リーフ」の試乗会に参加していました。
クルマとしてのリーフについては別の機会に記事として書くとして、ここでちょっと気になったのが「音」。

周知のとおり、リーフはエンジンを積まないピュアな電気自動車のため、低速時には歩行者向けの警告音を出さないといけません。私は今まで、低速走行時の警告音は「せっかくのEVが台無し」と否定的だったのですが、リーフのそれを聴いてちょっと考えが変わりました。詳しくは動画を見てもらいたいのですが、"リーンリーン"という不思議な音色はそれほど不快ではなく、しかも遮音とスピーカー配置の工夫か、車内からはまったくといっていいほど聞こえません。「これだったらいいかも」と思いました。



あと、もうひとつの「音」も注目。
こちらはリーフの「起動音」です。リーフはEVなので走行可能状態になってもわかりにくいと言うことで、パソコンみたいな起動音が用意されています。
プリセットされているのは3種類で、それ以外の音をユーザーが設定するのはできないとのこと。しかし、この起動音がけっこうお洒落でいい感じでした。クルマの起動音というと、レクサスが独自の起動音を用意しているのが有名ですが、EVになるとそれぞれの車種・メーカーのシンボルとして起動音が用意されるようになりそうですね。個人的にはカスタマイズ可能になって、"Macの起動音"や"Nokiaケータイの起動音"をセットしたいところですけれど。