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「できません」も一つの正解?サービス業の限界を考える

「できません」も一つの正解?サービス業の限界を考える

貫洞 沙織(かんどう・さおり)

社長業5年目です。接客、営業の仕事をしております。趣味は体を鍛えること、読書、ドライブ、漫画です。自由に生きましょう!

当ブログ「風を切って走る!走る社長の軽快ブログ」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/kando/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


 こんにちは! 走る社長、かんどうです。この暑さの中でジョギングをしても、ランナーズハイを感じられるのか? 試してみたいけどちょっと怖いです。(試したらブログに書きますね)

 昨夜、サービス業に携わっている4人が集まっての飲み会がありました。この時もとても暑くて、参加者の一人が店員さんに
「もしも可能なら、冷房を少し強めて頂けないでしょうか?」とお願いしていました。そして私たちに向き直り、こう言いました。


 「あなたたちに質問!もしあなたが居酒屋の店員で、
今みたいに『暑い』って言われたら、どう対応する?」


 わたしは一番に、こう答えました。
「可能な限り、お客様の要望に応えるけど、あまりに温度を下げろと要望されたら
『体調の悪いお客様がいらっしゃるので、これ以上は難しいんです、申し訳ありません』って答えるかなぁ」

 もう一人は、こう答えました。
「う~ん...最初から、『このビルはセンターで温度管理をしているので、
お店で温度設定を変えられないんです』
と答えちゃいますね」

「そう!無理なものは無理って言う、それって大事だよね!」

「でも、お客様の要望にはなるべく応えてあげて、常識の範疇を超えた時、
初めて『対応トーク』すれば良いんじゃない?」

 サービス業に携わっているだけあって、みんな自分の意見を持っています。ただ、全員共通していたのは「無理なものは無理とハッキリ言う」事でした。それが結局は全体最適(すべてのお客様の満足度を高めること)につながる事だ、と。

 

 サービス業に正解はありません。それでも日々、自分の中で正解を模索しながら進んでいく、結構ストイックな仕事です。同業者の皆様、自分にご褒美をあげながら、頑張っていきましょう♪ そして、自分がサービスを受ける側になった時には、どうかサービス業に従事するスタッフに対し、少しの労りの心を持って頂けたら嬉しいな、と思う今日この頃です。
 みんなが笑顔になれるお店や場所が、一つでも増えることを、今日も願っています。

 では、では♪