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ところで、Web3.0 って何だ?!

ところで、Web3.0 って何だ?!

賀川 弘一

東京港区在住。IT会社経営、一部上場企業2社を経て独立。ネットのつながりはパソコン通信/草の根BBSの前、電電公社の企業間ホームページネットの時代から経験しているが、営業畑の為、技術は詳しくない。

当ブログ「新しいSNS→Web3.0を知っていますか? それはかつて日本に卵がありました。」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/kouichi.kagawa/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


 SNSはソーシャル=「社会」だという。そんなのは言われなくても英語の授業でも習う。でも、ネットツール名称が「社会」とはどういう意味だろう? 
 だが、直訳のこの言葉は日本人にはわからない何か他のものを含んでいる。だから米国人にはわかる。

 きっと「社会」というマスコミによる単純訳ではなく、たぶんそれは「繋がりであり仲間であり、出会いであり意見主張であり掲示板である」。つまり日本的に言えば「広場」「友の会」と訳すべきである。古い言い方の形としては若者組にルーツを持つ農村の「青年団」が正しい。婦人会にもあたる。

が、もっと良い言葉が使われていた時期がある。

 パソコン通信/草の根BBSの時代には、こういう言葉が使われた。「フォーラム」である。
 それは「サークル」であり「クラブ」である。日本人はこの言葉は学校でもよく使っているので、意味がわかりやすい。

 では、なぜこれらの言葉が使われないのか? それはマスコミが楽天の記事を書くときに長らくこう紹介されていた「楽天(仮想商店街)」という書き方と同じであり、マスコミのネット無理解によるものだからである。実商売がされていて、何が仮想商店街であるのだろうか。マスコミの直訳を使っているから日本は発展しない。米国に遅れを取る。

 かつて、雑誌「リクルート・じゃマ~ル」は日本的インターネットそのものだった。個人広告を全国に発信する画期的な雑誌だった。マスコミによるリクルート中傷を受けず、まともに進化しネット転換されていれば世界への先駈けになった。ヤフーなどより進んでいた。ああいう使い方が必要なのである。

 より日本語的な言葉を使い、Web3.0では新しいソーシャルとしてあのような楽しく広がりのあるものにしていければと思う。Web3.0のいろんな使い方を自薦他薦して行きたい。