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地方の逸材をお手軽に
スポーツとITの詰め合わせ
地方の逸材をお手軽に
神宮球場外野席、もしくは横浜スタジアム内野席でのノマドワーキングに憧れています。普段は「@IT情報マネジメント」という媒体の編集者として粛々と働いています。
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昨晩、とても刺激的かつ奥深すぎる飲み会に参加してきました。
「全国高校野球選手権 前哨戦」という名の集まりで、高校野球フリークたちが今回の甲子園大会の勝ち上がり予想や地方大会の振り返り、そのほか諸々を議論するというものでした。
といっても、参加者はただの高校野球フリークではありません。高校野球を見続けて数十年、スポーツ界に幅広いネットワークを持つ、株式会社インターナショナルスポーツマーケティングの高木貞治社長、日刊スポーツ新聞社の岩屋良明さん、そして、前回のブログ記事で紹介した朝日新聞社のasahi.com 高校野球プロデューサー、洲巻圭介さん。
加えて、スポーツ新聞を含む新聞各社のアマチュア野球担当が参加する予定だったのですが、どうやら既に甲子園入りしているとのことでした(そりゃそうだ)。
●注目選手を動画で!
そんな豪傑ぞろいの中に、ひょっこり私のような青二才がいるというわけで(しかも洲巻さん以外は初対面)、参加する前から戦々恐々としておりました。私も地元・神奈川の高校野球に関してなら、ある程度善戦できるかもしれませんが、全国にスコープを広げるとなると明らかに勉強不足です。
「半端な知識では怒鳴りつけられるのではないか」と思い、会合前日に夜更けまで甲子園に出場する注目選手をチェックし、理論武装を図りました。「週刊朝日 甲子園2010」で各代表チームの選手データをくまなく読み込み、気になった選手は「YouTube」などで動画検索しました。
実に便利な世の中になったものです。一昔前は地方の逸材選手が気になっても新聞や雑誌が唯一の情報源で、映像を見ようものなら甲子園に出場してもらわないと叶わないわけですが、現在はWeb検索すれば、動画を含めて大抵の情報は手に入ります。これも「スポーツとIT」ですね。
今大会は、センバツ優勝投手の興南・島袋洋奨をはじめ、鈴木駿平(旭川実)、又野知弥(北照)、中山勇也(八戸工大一)、横山雄哉(山形中央)、木村謙吾(仙台育英)、中川諒(成田)、一二三慎太(東海大相模)、柿田裕太(松本工)、飯塚孝史(履正社)、有原航平(広陵)、白根尚貴(開星)、岩本輝(南陽工)、渡辺政孝(九州学院)、田中太一(大分工)など好投手が粒ぞろいです。
私は横浜在住なので、関東の高校であればNHKなどで地方大会も放映してくれるのですが、例えば、「津田2世」の異名を持つ岩本投手や、140km後半のストレートと「太一カーブ」と呼ばれる縦カーブで三振の山を築く田中投手の投球映像を見たいと思ったら、YouTubeが大変重宝できるのです。
さて、昨晩の飲み会はというと、最初は緊張していたのですが、開始早々に甲子園のトーナメント表が配られ、ブロックごとに、ああでもない、こうでもないと白熱した議論が展開されました。最終的には過去の名選手や名場面などに話題は飛び火し、年齢的にも知識的にも若輩者の私としては、「なるほど、なるほど」と相づちを打つのがやっとでした。
優勝 |
ベスト8 |
|
高木社長 | 開星 |
水城、履正社、西日本短大付、山形中央、成田、南陽工、佐賀学園、開星 |
岩屋記者 | 報徳学園 |
東海大相模、天理、新潟明訓、鹿児島実、智弁和歌山、中京大中京、報徳学園、興南 |
洲巻プロ | 広陵 |
東海大相模、広陵、京都外大西、鹿児島実、成田、南陽工、報徳学園、仙台育英 |
伏見 | 興南 |
東海大相模、広陵、日川、松本工、智弁和歌山、中京大中京、北照、興南 |
甲子園大会の終了後には、もう少し規模を拡大しての「振り返り会」があるようです。もしまたお声を掛けていただけるのであれば、今度は過去データの掘り起こしも徹底しようと思います。