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自分で少し動いてみよう!行政事業レビュー

自分で少し動いてみよう!行政事業レビュー

マイク 丹治

セールスジャパンという、中小企業・ベンチャー企業向けの営業代行・販路開拓の会社で会長を務める傍ら、いくつかの会社の顧問に就任しており、更に政策シンクタンク・構想日本で政策提言を行っています。

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今週は、ちょっと宣伝を!

事業仕分けというのはご存知の方が多いと思う。要は、特定の予算項目について、仕分け人なる人間が、担当部局の役人を呼んで、その予算の意義とか使い方とか成果とか質問し、それを踏まえて予算の削減などを行うもの、というのが一般の理解だろう。

実際には、どちらかと言えば予算査定というより、事業の執行の評価が元々の淵源で、あまり査定のツールとして、アリバイ作りに使われるのは好ましくないし、本来の狙いは第三者が質問するところとこれを公開するところで、結果として新たな民主主義(直接民主主義的な部分)につながればとも考えている。

これとは直接の関係はないが、ともかくもこのような動きがきっかけとなって、行政の側にもある程度情報を整理して国民に伝えなくてはいけないという流れが出来てきている。また、IT技術の発展もあって、国民の側でも情報にアクセスしやすくなってきている。

これに着目して3年前から行われているのが行政事業レビューだ。要は、今年で言えば5千位の予算項目について、結構詳しく(出来るだけ分かりやすく)資料を提供して、国民の声を聞こうというもの。良く考えて、一部ウェブなどを使って調べながら見ると、例えば外郭の社団法人に金が流れて、実際にはそのほんの一部が実際の事業に使われているなども判別することが出来る場合がある。

問題は国の側でこのことを宣伝しているつもりで、殆ど知っている人はいないこと。先日ようやく例の復興予算の関係でマスコミが取り上げたところだ。私からの連絡も、今年の国民の意見を寄せる期限が10月9日なので、ほぼ手遅れだが、でも多少遅れても読むとは言っていたので、是非皆さん関心ある分野の件で一つでも意見してみれば如何?

本当は、この資料だけでは分からないこともあるので、質問に答えてくれるなどのサービスも必要だと思うが、まずは国民が反応することが大事。そうしないと、せっかく近来まれにみるこのような情報があるのに、また消えていってしまうと心配している

ウエブサイトは、http://www.cao.go.jp/gyouseisasshin/contents/02/review.html