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"なんとなくうまくいかない病"と会議の関係 その2

"なんとなくうまくいかない病"と会議の関係 その2

宮井 弘之

79年生まれ。大手広告会社コンサルティング局所属。近年は、共創力を組織に根付かせるための各種ビジネスソリューションの事業化を推進。著書に『だから最強チームはキャンプを使う』(共著 インプレス社)がある。会議に関する専門資格、会議エキスパート認定試験を主宰。

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前回のエントリーの続きです。
チームとして、組織として、パフォーマンスがいまひとつよくない。おそらく、どこかがおかしくなっている。どこかに問題がある。だが、それがなんなのか、どこにあるのかがわからない...。

いったいどこに原因があるのでしょうか?

注目すべきは、この「なんとなく」の部分です。私や同僚のコンサルタントはこの「なんとなく」こそが、原因を暗示していると考えています。この言葉にできない部分、五感や暗黙知といった感覚的な部分への配慮の不十分さが、不調の原因となっている可能性があります。

近年、会議の効率化が叫ばれています。会議の回数は多いですから、時間を短縮する=効率化 と考えている企業さんも多いようです。たしかに一理あります。ただ、時間短縮のみによる効率化には副作用があると考えています。それが暗黙的な感覚的な部分が共有できず、結果としてプロジェクトの不調を生み出すというなんとも皮肉なものです。

次回は、そんな副作用の具体例について紹介します。
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