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年昇序列の時代がやってくる? 大人はどんどん取り残される
理系博士研究者の一人が考えるビジネスマインドと実践例
年昇序列の時代がやってくる? 大人はどんどん取り残される
ポスドク&非常勤講師生活を経て、私立大学の教育・研究職に従事する一方でポスドク時代に不動産投資を開始。職場の行き帰りの生活だけでは極めて危ういことを知るに至り、現在は会社・社会・国に過度に依存しない生き方を少しずつ実践中。
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年昇序列の時代がやってくる? 大人はどんどん取り残される
前のブログ、「危険には2種類ある? ~それって、ほんとに やっちゃだめ? 教育との関係~」の続編です。
最後の方はゆるい話です(笑)。
教育の英訳は「education(名),educate(動)」ですよね。
教育っていうと、何か一方的に教えること(場合によっては押しつける)のように思えてしまいますが、
本来は、そうではなく、子供の可能性を引き出すという意味なんだと思います。
ネットで語源を調べるといくつかヒットしますが、
「外へ引き出す、外へ導く」という意味のようです。
何を引き出すかと言えば、可能性や潜在能力、適材性なんだと思います。
例えば、携帯電話を子供に持たせたくないと思っている大人が、
携帯電話について、その機能・利便性と危険性について、正しく評価出来ているかというと
中々難しいのではと思います。
というか、使いこなせている人の方が少ないでしょうか。
だいたい、説明書なんて、読んだことありませんし、
きっと、使っていない機能がいっぱいありそうですね。
なのに、子供に使うなというのは何か的外れのような気もしますし、
これって、大人の持っている広義の既得権益を守るための行為のようにも思います。
つまり、大人の方が子供より全てにおいて優れているという意識です。
学校の先生や親を敬うというのは、勿論、必然性があるわけですが、
全てにおいて、大人が子供より優れているかというと、そんなことはないと思います。
勿論、現代においてでなくても、子供の方が、元気ですし、よく動けますし、記憶力もいいので、
大人より優れている点は色々とあるにはありますが、
それ以外に、大人が子供から教わるという要素が徐々に増えてきたというのが現代なんだと思います。
勿論、いつの時代も自分以外は皆、師という考えは尊いですし、実際にそうだと思います。
ただ、先生や大人の地位の失墜を象徴するような出来事もあるように思いますが、
それ以外に、上記のような子供の方が得意な場合もあるという要素が絡んでいることも事実でしょう。
そんな要素の例の1つが携帯電話だとすると、
どの年齢層がどれくらい携帯を使っているか統計を取ってみれば、
きっと、年齢が上がるに従って、使用率は下がりそうですよね。
また、初めて、携帯を持った年齢というのも、どんどん下がってきていると思いますし、
当然、早く使い始めた方が上手に使いこなせている可能性は高いわけで、
若い人にとっては、携帯はもはや文化の域でしょうが、
年齢層が高いと中々そうは行きそうにありません。
そういう言う意味で、携帯に限らず、
最新のIT機器、電気製品については、若い人ほどよく知っている。
きっと、年上の人が年下の人に使い方を習うなんてこともよく起きていることと思います。
つまり、そのような分野については、
若い人の方が強いわけで、年長者ほど、かんばしくない
という状況が生まれていると思います。
会社では、既に、年功序列という制度は崩れつつある(もしくは、既に崩れた?)のかもしれませんが、
それに留まらず、分野によっては、若い人ほど重宝されるという、
年昇序列の時代が来るかもしれませんし、一部ではそうなっていそうですね。
言葉の意味合いからいうと、年功序列って、年降序列と
書いてもでもよさそうなので、降順の逆が昇順ということで、年昇序列という、いんちき四字熟語を作ってみました。
日本の人口ピラミッドの構造は、
富士山型、つりがね型、つぼ型を経て、極端な言い方になりますが、逆富士山型?に
迫って入るような中で、
完全な年昇序列って、原理的は無理だと思いますが、そのような要素を多少でも
取り入れざるを得ない状況が来るということでしょうか。
例えば、男子プロゴルフ界は、すでにそんな状況でしょうか。
違う言い方をすれば、先行者利益というものが、
個人でもより効いてくる時代に来ているのかもしれません。
P.S. 遅ればせながら、twitter 始めてみました。不慣れです。私も取り残されている大人です(笑)。