誠ブログは2015年4月6日に「オルタナティブ・ブログ」になりました。
各ブロガーの新規エントリーは「オルタナティブ・ブログ」でご覧ください。
飲まない・吸わない人間の三重苦とジレンマ(今週のブログお題「忘年会」)
理系博士研究者の一人が考えるビジネスマインドと実践例
飲まない・吸わない人間の三重苦とジレンマ(今週のブログお題「忘年会」)
ポスドク&非常勤講師生活を経て、私立大学の教育・研究職に従事する一方でポスドク時代に不動産投資を開始。職場の行き帰りの生活だけでは極めて危ういことを知るに至り、現在は会社・社会・国に過度に依存しない生き方を少しずつ実践中。
当ブログ「理系博士研究者の一人が考えるビジネスマインドと実践例」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/nagamatsu/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
飲まない・吸わない人間の三重苦とジレンマ(今週のブログお題「忘年会」)
12月といえば、忘年会シーズンです。いつもよりの飲み会の回数が増える人も多いと思います。私のその一人ではありますが、忘年会の機会はあれど、参加するかしないかは別問題なのです。
今回のブログは、「飲まない・吸わない」人間の完全に個人的な愚痴なので、ご容赦ください(笑)。
結論から言えば、「せやったら、飲み会行かんでえーんとちゃうの?」です。その通りです。
ですが、皆さんとの会話を楽しみたいというのも事実ですので、良い点を良くない点を天秤に掛けて、勝る方を選択するしかないですね。
ということで、忘年会に限った話ではないのですが、行く行かないの判断を迫られる機会が多いということで、無理矢理ですが書かせていただきたいと思います。
(その1-1)飲まない人間は割り勘で損をする。
飲み会といえば、大半が割り勘ですね。例えば、5人で飲みに行ったとして、
そのうち一人だけがアルコールを飲まないという設定の場合です。
勘定の内訳が
・食べ物代が1000円/人
・飲み物代がアルコールを飲んだ人2000円/人
・アルコールを飲まずにソフトドリンクだけだった人1000円/人
だったとします。そうすると、5人の合計が5000+8000+1000 = 14000円で、割り勘で、2800円/人 となります。
ところが、各人が自分の分だけの支払いだけで済むのであれば、飲まない人は2000円で済むはずなので、800円の損害ということになります。中には、気を遣ってくれて飲まない人間の支払いを安くしてくれる人もいますが、残念ながらそうでない場合も多いですね。
(その1-2)飲み放題でも、飲み放題の設定料金にまで届かない。
グループ飲みの場合、飲み放題のコースを選ぶかどうかを各人が決めることができません。従って、大抵、飲み放題コースを全員が選択することになると思いますが、残念ながら、ソフトドリンクだけだと、飲み放題を選ばずに、単品でそれぞれ頼んだ方が安上がりというケースがしばしばです。
(その2)体内の受動喫煙
飲み会といえば、タバコを吸いながら、飲む人も多いですね。ストレス解消にもなると思います。ただ、タバコを吸わない人間にとっては、受動喫煙という恐怖が待っています。私の場合は、特にその傾向が強いと思いますが、その場では大したことはない場合でも、あとあと大変になります。例えば、呼吸器系がしばらくの間、タバコくさい状態が続き、呼吸が少々つらくなります。ひどいときには、1~2週間、そのにおいが自分の呼吸から抜けきることがなく、体調不良がその間ずっと続きます。なので、飲み会という微分の楽しみのために、その後の体調不良という積分で苦しむことになります。なので、飲み会に参加する時は一定の覚悟が必要です。
(その3)服がタバコくさくなる。
下着や肌着は毎日取り替える人がほとんど全てでしょうが、上着やコートを毎日取り替える人は少数派でしょう。たかだか2~3時間居酒屋にいただけでも、もう服はタバコくさくて、すぐにでも洗濯かクリーニングに出したくなってしまいます。
今年の12月に限っては、今のところ4つの忘年会の予定がありましたが、全て欠席の予定です。私が参加できるのは、そもそも喫煙者がいないか、いたとしても分煙に理解のある方(喫煙席と禁煙席に分けるなど)、部屋の空調がうまい具合に効いていて、煙が一定の方向に流れ拡散しにくい場合、うまいこと風上にポジションを取れる時、もしくは、それらの苦難を乗り越えてまでも、飲み会での会話を楽しめる場合に限定されてしまっています。
以上、大変偏った意見で誠に恐縮ではありますが、ご意見、コメントなどございましたらよろしくお願いいたします。ただ、喫煙者の皆さんの気持ちもよくわかるので、結局は自分からは言い出せない場合が大半なので、ちょっとした心の叫びということで、ご了解いただければと(笑)。
ふと思ったのですが、うまい具合に空調を駆使して、喫煙者と禁煙者が座る場所を指定し、空間を区切ることなく分煙化されているような居酒屋ができたりしないでしょうか。ビジネスチャンスには?ならないでしょうか?!
もしくは、既にあったりしませんか?
ということで、ついでに、次のブログで、
「40年来のチェイン・スモーカーが完全禁煙に踏み切ることになった一言」
をお送りしたいと思います。