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40年来のチェイン・スモーカーが完全禁煙に踏み切ることになった一言

40年来のチェイン・スモーカーが完全禁煙に踏み切ることになった一言

永松 和洋

ポスドク&非常勤講師生活を経て、私立大学の教育・研究職に従事する一方でポスドク時代に不動産投資を開始。職場の行き帰りの生活だけでは極めて危ういことを知るに至り、現在は会社・社会・国に過度に依存しない生き方を少しずつ実践中。

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40年来のチェイン・スモーカーが完全禁煙に踏み切ることになった一言

飲まない・吸わない人間の三重苦とジレンマ(今週のブログお題「忘年会」)の続きです。

私が小中学生だった頃、多湖輝先生の「頭の体操」シリーズが大変流行っておりました。おそらく全巻持っていると思います。その中にあった問題で、

「タバコを吸い続けた人とやめた人では、やめた人の方が病気になる可能性(死亡率?)が高い。それはなぜか?」

という問題があったように思います。その前に問題設定(例えば年齢)があったように思うのですがよく覚えておらず、正確性を欠いている可能性がありますので、ご興味のある方は是非一次情報にアクセスしていただきたいのですが(かといって、何巻かまではわからないのですが、恐れ入ります)、主旨は伝わると思いますので、ご了承いただければと思います。

タバコに関するブログは、原田由美子さんが「たばこをやめたい人のために」というタイトルでお書きになられています。

また、私も「たばこ・分煙の更なる徹底を! このニュースで
というブログを書かせていただきました。また最近では、スモーク・ハラスメントという言葉も登場したようです。

分煙化が進んでよい世の中になったなと感じておりますが、中には東海道新幹線のように、せっかくの喫煙車を廃止してしまい、喫煙ルームなるものを作って、喫煙者がいつでも吸える状況を作ったまではよいのですが、吸い終わった直後に座席に戻ると、喫煙者の息のために、全ての車両が喫煙車化してしまうという改悪のケースもあるので、ちょっと残念です。

では、「頭の体操」の問題の答えです。
やめた人というのは、医者にやめるように言われたからやめる場合が多く、その時点で既に手遅れの場合や病状が悪化していると考えられ、タバコを吸い続けた人は特に症状が顕在化する前に寿命を向かえた というのが答えだったような気がします。

症状にも微分型と積分型があるように思います。例えば、煙を吸って咳き込むというのは微分型で、上記の例は積分型です。積分型は中々気づかないというのが厄介ですね。

ようやく、タイトルの話に移ります。
「40年来のチェイン・スモーカーを完全禁煙に導いたこの一言」ですが、これは私の知り合いの方の実例です。その方は40年来の愛煙家の方で、ある日を境に一本も吸わなくなったそうです。それは、同じく喫煙者で、具合が悪くなった方からこう言われたそうです。

手遅れになってから思い知ればいいんだよ

根岸先生もおっしゃっていましたが、やはり、健康第一ですね。