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今年のトレンドは「誠ブログ」、を拡大解釈すると?

今年のトレンドは「誠ブログ」、を拡大解釈すると?

永松 和洋

ポスドク&非常勤講師生活を経て、私立大学の教育・研究職に従事する一方でポスドク時代に不動産投資を開始。職場の行き帰りの生活だけでは極めて危ういことを知るに至り、現在は会社・社会・国に過度に依存しない生き方を少しずつ実践中。

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今年のトレンドは「誠ブログ」、を拡大解釈すると?

何てことを言ってよいのかどうかわかりませんが(笑)、世間一般ではなく、私個人に特化すると、「誠ブログ」だと思います、今年のトレンド。

ブログを書くという経験はこれまで全くない中で、ブログを始めてみると、これが実に楽しいものですね。日記というかその日の出来事などは毎日のように書いていましたが、基本的には、言いたいことを言って、ストレス解消のためにやっているような所があります。

生活のリズムも出てくるというと大げさかもしれませんが、日常生活の一部になっている感じもあります。Twitterと連動しているというのもよくて、字数が少ない分、本音トークになりやすく、その点も実にいいなと思っております。

以前のブログにも何度か書いているように思いますが、要は横のつながりですね。

日本はとにかく縦割り社会なので、横のつながりがほとんどない。会社でも他の部署のことは全然わからないし、文化も全然違う。まして外の世界となると、異業種交流会的なイベントはあったとしても、単発で終わることも多いと思います。そんな中、コンスタントに、ONにOFFにつながりを持てるというのは貴重な機会になっている気がします。また、ブロガーさんの人数が多くなく、皆さんのブログをある程度追えるというのも魅力の一つと感じています。

横のつながりといえば、コラボレーションという言葉がありますが、コラボレーションとかコラボって言葉がメジャーになる前から、研究者の世界では、日常的に、コラボーレーション、コラボレーターという言葉を使っております。それが世の中に広まって、数年くらい経つと思います。それぞれの強みを出し合えると新しいものを作り出せるというわけです。

最近、生物多様性という言葉がありますが、要は生命のコラボレーションでしょうか。
その前に人間多様性を認められるような寛容な社会を作る方が先だという気もしますが(笑)。

本来、完全な「ゼロ→イチ」というのは相当難しいものです。かなりの場合が、他の分野で使われているものを自分の分野に持ち込んでアレンジするとうまく使えたというものです。実際に私自身も、光学で使われているデバイスを自分の分野に持ち込んでうまく行ったという経験があります。

では、誠ブログ内ではどうかというと、安齋さんがコラボ企画をいくつかやってらっしゃいますね。また、お題コーナーができて、皆さんが、それぞれの立場で書くというのも、つながりがあるという意味ではコラボレーションだと思います。

ならば一歩進んで、他のブロガーさんが書いたことについて、違う見方をしてみるというのもありかなと、誠ブログを始めた頃から薄々と感じておりました。

そんな例の一つが、PDCAサイクルなのですが、講演等で2度ほど話を伺ったことがありますが、私自身はどうもしっくり来ません。単純に言えば、試行錯誤の繰り返しということもいえるでしょうが、PDCAの順番ではなくて、Dが先のような気がしています。もしくは、pを小文字にして、pDCAとか。これについては、また書きたいと思います。

一方で、立場や表現の仕方こそ違えど、言わんとしていることは同じ、というブログもよくあると思っています。

最後に、誠ブログをやってみて、自分自身の価値観なり考え方が相当偏っていることがわかりました。中々その考えを柔軟にすることができないということもわかりました。都会に住んでいますが、思考自体は辺境地域かもしれません(笑)。