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2014年の株価も為替次第?

2014年の株価も為替次第?

永松 和洋

ポスドク&非常勤講師生活を経て、私立大学の教育・研究職に従事する一方でポスドク時代に不動産投資を開始。職場の行き帰りの生活だけでは極めて危ういことを知るに至り、現在は会社・社会・国に過度に依存しない生き方を少しずつ実践中。

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2013年5月23日の日経平均暴落を受けて、2013年の年初から2013年6月5日までの株価と為替の関係について調べましたが、2014年年初においても、相変わらず株価の為替依存性が強い(もしくは逆で株価が為替に影響?)ことが伺えます。

そこで、データ数を増やして、2013年の1年分にしてみました。この場合は直線の方がよく合いそうでしたので、回帰直線を1ドル=90円以上の範囲に区切り直線を引きますと、式は、yを日経平均株価(円)、xを円ドル為替レート(円/ドル)として、

   y = -23439 + 378.59 x

となります。仮に、1ドル=110円まで円安が進めば、日経平均株価は、18200円程度が期待できます。但し、17200円程度から19200円程度に収まる確率が95%程度です。

2013年1年株価為替.jpg

グラフ中で、2σの外(点線より外)に出るようなことがあると、その後速やかに調整し、再び回帰直線めがけて戻ってくる可能性が高いので、過熱感や売られ過ぎといった指標の1つになりそうです。また、参考として以前の回帰曲線も共に表記してあります。

今後、更なる金融緩和が期待できれば、円安に向かい株高になる可能性がありますが、2014年は証券税制の優遇が終わり、税金が10%から20%に戻ったことや、4月からの消費税率が8%になる影響、更に、少額投資非課税制度(NISA)がどの程度株価の変動に影響してくるかにも注目したいところです。

グラフ中では、回帰直線を円安方向へ伸ばしていますが、どれほどまでこの外挿が可能であるかも興味深いところで、もし、外れるようなことがあれば、過熱感・売られ過ぎという日々の変動と共に、外的要因によりトレンドが変化したことにも、対応すると考えられます。

2013年6月13日の記述「2013年5月23日の暴落と、円ドル為替・日経平均の関係(為替相場から日経平均を予想しよう!)」も合わせてご参照ください。また、グラフはクリックしていただくと大きくなりますので、合わせてご参照ください。


(以下、最近のAll About NewsDig・永松和洋のブログ
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