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入社3ヶ月を迎え、新入社員の皆さんに贈る言葉~発足当初のリクルート社新入社員向け激励文より引用~
経営者必読! いまどきの採用・教育・若者
入社3ヶ月を迎え、新入社員の皆さんに贈る言葉~発足当初のリクルート社新入社員向け激励文より引用~
クレスコ株式会社代表取締役。大手総合人材サービス会社、採用コンサルティング・アウトソーシング会社(3社)の取締役を経て2009年4月、クレスコ株式会社を設立、代表取締役に就任。
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たまたま机を整理していたら2枚の古い紙が見つかりました。
これは新卒で入社したリクルートの新入社員研修でもらったものだと思います。
タイトルを見ると「発足当初・・・」とありますので、リクルート創業者の江副浩正さんがお書きになったものだと思います。
江副さんの「マネージャーに贈る言葉20章」はいろいろなところで目にしますが、
http://matome.naver.jp/odai/2136046847935440001
今回のものは私自身、あまり世の中で目にしたことがありませんでしたし、今のこの時代であっても示唆に富む文章だと思いますので、丁度、新入社員の皆さんが入社3ヶ月経ったこともあり、原文のまま、ご紹介させていただきます。
1)君はピカピカの新入社員として注目されている。注目されている間は大きな機会が開かれていると考え、自ら積極的に働きかけよ。時が経ち注目されなくなってから働きかけても、周囲はなかなか振り向いてはくれない。
2)学校と企業とは全く別の世界と考え、今日を区切りとし、今まで学んだことはひとまず棚上げし、一から学ぶ姿勢を持て。
企業において「失敗は成功の母」という言葉ほど教訓に満ちた格言はない。1度失敗すれば2度と同じ失敗はしないものだ。
失敗を恐れぬ勇気を持て。ブリっ子よりダサい人間の方がよく伸びる。
3)新入社員は会社にとっては扶養家族である。一日も早くなくてはならぬ人間になって欲しい。
会社が君に期待しているのは、我々の共同の目標に対して君が自ら進んで貢献することだ。
それも「まあまあ」、「ほどほど」といったレベルではなく、精一杯の貢献である。
4)目標を大きく持て。志が小さければ人間も小さくなる。この会社の社長になるという志を持ってもらえれば嬉しい。
そういう人間が多ければ多いほど良い会社になる。社長は勿論女性でもいい。女子社員もこの会社を結婚までの仮の住まいといった考えを持たないで欲しい。ドラッガーいわく「人はその掲げる目標までしか伸びない」。
5)今日すべきことは明日に延ばすな。明日に延ばすことは人に迷惑を掛けるか、機会を逸するかのどちらかである。
総ての仕事をその日のうちに片づけ、毎日空身となって眠れ。明日になって何をするのかを考えるのではなく、良い明日とする為に今日何をどこまでやるかが大切なのである。
6)上司・先輩の話を聞くときは鵜呑みにするな。質問を心がけよ。疑問を持ち、議論をし、そして理解出来ればそれは間違いなく実行出来る。
会議に列席すれば必ず発言すべし。意見がなければ質問でも良い。会議で一言も発言しない存在感の薄い人間になるな。
7)ビジネスはbusy(忙しい)とness(事)の結合語である。ビジネスマンは忙しい人。永いビジネスマン生活で大切な事は健康管理である。
身体の調子が悪ければ気力も萎える。朝10分早く起きて朝食を必ずとること。室内ゲームよりスポーツを。それも汗の出るスポーツを。
思いっきり汗を出せばストレスはすべて解消。
8)企業は人生の学校である。あらゆる場面で向上心を失わないでいること。
君自身の成長はいかなる場面でも君自身の姿勢と努力の結果である。周囲は君に対して刺激を与えるに過ぎない。至るところに師を見つけよ。
論語にも「3人行けば必ず我が師あり」とある。
9)社内だけではなく社外に友を持て。外飯、外酒を心がけよ。同窓会には努めて出席せよ。社内だけしか通用しない人間になるな。
良き社員であると同時に良き社会人であることを心がけよ。
10)君は近いうちに気の合わない人間に出くわすだろう。あいつとは気が合わない、あの人はどうも苦手だ、等という心を持つことは自分の居場所を狭くする。誰に対しても「彼も人なり、我も人なり」と、広い心を持って接するように。
11)君はいつか、仕事や人間関係に於いて失望したり落胆することがあるだろう。失望と落胆とは長い人生につきものである。大事なことは、失望を希望に、落胆を奮起に変える、人生に対する前向きの姿勢である。
いつもピンチをチャンスに変える努力を重ねれば、君の熟年時代は素晴らしいものになるはずだ。
12)君は隠れた大きな力の持ち主である。まず君自身が持っている隠れた力を自覚することだ。そしてその力をいかに表に出すかである。
問題は勇気である。勇気を出せ。いつの場合も引っ込み思案は敵、積極果敢は味方。
何かのご参考になれば幸いです。