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落ち着きが無く、こらえ性がなく、人一倍人から感謝されたい人

落ち着きが無く、こらえ性がなく、人一倍人から感謝されたい人

島田 徹

株式会社プラムザ 代表取締役社長。システムコンサルタント。1998年に28歳で起業し、現在も現役のシステムエンジニア、コンサルトとして、ものづくりの第一線で活躍しつつ、開発現場のチームとそのリーダーのあり方を研究し続けている。

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落ち着きがない
こらえ性がない
人から感謝されたい

世の中にこういう性格の人がいます。

まず「落ち着きがない人」というのは、組織に入るとまず「落ち着け!」と矯正されますね

「おい!まだ発注決まった訳じゃないんだ。勝手に着手するな。」

「ちゃんと動き出す前に計画しろ。それじゃ効果測定も何もないだろう。」

「8時から花見って言ったけど、それは夜の話だ!さっさと会社に来い。」

という感じです。


「こらえ性の無い人」もいます。

まず実戦に出る前に座学で基本的な知識を、ということで半年間みっちり研修をしようとしてもまるで身が入らない。

「すみません、これってどんな意味があるんですか?早く戦場に出て敵をバッタバッタと切り倒したいんですがー」

「今度のお客さんとの打ち合わせ、自分も連れて行って下さいよ!まだ入社3日目ですけど。。」

と。



そして「人から感謝されたい」という人。

いや人間誰でも多かれ少なかれ人から感謝されたいと思ってはいるものですが、その欲求レベルが人一倍強い人がいます。

そういう人は日々の業務の中でチームメンバーから言われる「ありがとう」レベルでは満足できません。利害の対立する厳しいお客さんから言われる「ありがとう」によって初めて満たされるのです。

そういう人がいます。


と、こんな3つの難しい性格をあわせ持ってしまっていると、サラリーマンとしてはなかなかうまく回らないと思います。やる気は常に空回りしてしまうような。

ただ、ビジネスマンとして完全にダメ人間なのかというとそんなことは無いです。

実際20代の私がかなりこのタイプでした。

そうです。こういう人は社長向きなのです。向きというか社長でしか生きていけない、と言うべきでしょうか。。


こういう人は自分で自分の舟を漕いで、直接お客さんの役に立つようにがむしゃらに走り回ったらいいのです。

頑張りすぎてアカが出たり、空回りして怒られて落ち込んでも、迷惑を受けるのは自分だけ。

そして人に感謝されたくてお客さんのために心骨を注ぐことができるなら、どんなに大変でも辛くはないでしょう。


逆に、この3つのどれかが欠けている人というのは、起業すると初期に大変苦労します。

お客さんからの「ありがとう」を目標にして自分の足でめまぐるしく動いて日銭を稼ぐ、ということができないと、資金繰りですぐに行き詰まってしまうからです。


ちょうど先日そんな落ち着きのない社長をインタビューしてきました。

シゴトビト第4段は、株式会社ネットワークコミュニケーションズの岡田社長です。