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砂場の山
そろそろ脳内ビジネスの話をしようか
砂場の山
株式会社プラムザ 代表取締役社長。システムコンサルタント。1998年に28歳で起業し、現在も現役のシステムエンジニア、コンサルトとして、ものづくりの第一線で活躍しつつ、開発現場のチームとそのリーダーのあり方を研究し続けている。
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あなたはこれまで努力を続け、コツコツと山を積み上げて来ました。
「君の山、すごい高いね」
「すごい努力をしたね」
「それは大事にした方がいいよ」
あなたの周りの、やさしい先輩や大人達はこう言います。
自分でも思います。
「なかなかこの山は高いよ。大事に育てて、もっともっと大きくしよう。」
しかし、ある時気がつきます。
一生懸命努力してるのに、ある時点からそれほど高くなっていかないことを。
努力して積み上げた砂は、その瞬間にサラサラと崩れていく感覚に見舞われます。
なぜなのか---
それは、その山の土台部分が狭いからです。
本当はその山は、いったん手のひらでパンパン叩いて押しつぶすべきなのです。
パンパンパンパンと叩いて、いったん平たい山にして、そしてまた山を積み上げていくべきです。
すると、しばらくは前よりも低くなったように見えますが、いずれ前よりもっと大きな山になります。
大きな山になったらどうするか。
またパンパンパンパン叩いて、平たい山にすべきです。
その繰り返しが必要です。
しかし、あなたのそばの優しい先輩や大人達はそういうことをしてはくれません。
自分で山を叩くのも難しいです。
たいていの努力は、土台を広げることなくただ大きな1かきの砂を積み上げているに過ぎません。
意地悪い先輩や大人と付き合うべきだと思います。
そういう人は意外と、自分の山よりも、あなたの山の方が大きくなることを恐れていないことがあります。