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今年一年、ありがとうございました

今年一年、ありがとうございました

島田 徹

株式会社プラムザ 代表取締役社長。システムコンサルタント。1998年に28歳で起業し、現在も現役のシステムエンジニア、コンサルトとして、ものづくりの第一線で活躍しつつ、開発現場のチームとそのリーダーのあり方を研究し続けている。

当ブログ「そろそろ脳内ビジネスの話をしようか」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/noubiz/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。



みなさんご存知のように、2011年の私のオモテの目標は

「スポーツクラブを(出来るだけ)頑張るぞ!」

だったわけですが、ここ数ヶ月は1回あたり換算のスポクラ利用料が1京円を超えてしまったので、ついに先日退会手続きをしてきました。あ、このシケたギャグは何度か使ってます。聞き覚えのある方、申し訳ありません。

退会の理由欄には、スポーツクラブのスタッフが年末から気分悪くならないように、「仕事が忙しくなったため」に○をしてきました。

これで一安心、と。

あとは、もう10年くらいまったく心当たりがないのに請求され続けている@Niftyの利用料を解約しなければいけないのですが、まあこれはただちに家計を脅かす額ではないので、来年に持ち越しということにしておきます...。


さて、実は今年、私にはもう一つウラの目標というのがありました。

それは

「積極的にいろいろ参加してみよう!」

というものです。

もともと「ものづくり屋」を標榜する私は、どちらかというと出不精で、パソコンと向き合ってプログラム書いたり、画面やアルゴリズム設計をしている方が楽しい人種でした。

しかし、まあアラフォーと呼ばれるのもそろそろギリギリという域の歳ですし、いつまでも製造の現場にいては下が育たないというのもあり、もっと表に出て行こうと思った次第です。

それでまず、この誠ブログを開始し、twitterを始め(もともとプライベートのアカウントはあったのですが、実名&顔出しで始めたということ)、休止していたfacebookも積極的に使うようにしました。

また、誠の懇親会にもなるべく顔を出すようにして、知人のセミナーや勉強会、異業種交流会やただの飲み会などにも「迷ったら行け!」の方針で、兎に角参加するようにしました。

当初の目論見では、ブログで何かしら意見を発信したり、リアルに人とお付き合いをすることで、本業の開発仕事が入ってくるとか、いい社員が入社してくれるとか考えていまして、まあそういうことも確かにあったのですが、実際はそれ以上に、思ってもみなかった大きな収穫がありましたね。

まず春頃この誠ブログで知り合ったビジネスコンサルタントの荒木氏と出会い、「オトナの屋台」というスローガンで一丁新しい事業でも起こしてみようかと、本気で何十時間も計画を練ったり(飲み歩いていただけではナイ&まだ完全に没になってはナイ)、twitterでフォロワーのエンジニアの方にすごく興味を持ってしまいコンタクトを取って飲みに行ったところ、とても仕事に対する姿勢に共感してしまいお仕事をお願いするようになったりしました。

また、昔からお知り合いだった社長さんに改めて私のブログを見つけていただいて、「面白い経営努力をされていますね」ということで岩手の会社にお招きいただいた上に陸前高田市の被災地を案内していただいたり、最近知り合った30代社長ばかり6名ほど集めて新宿思い出横町のきたない居酒屋で飲み会をやってみたり。

つい最近では同じく誠ブロガー生内氏のライブを観にいったり(これ、感動しました。そして2月にまたやるそうですよ。)、その帰りにこれまたtwitterでコンタクトを取ったベンチャー会社の社長が企画したマージャン大会で偶然同卓だった別のベンチャー企業の社長と飲んで会社経営の難しさを語ったり....すみません、これを一つ一つ挙げ出すと年が明けてしまいますので適当にしておきますが、本当に奇異な収穫の多い一年でした。

これまで現役社員や、会社を辞めた元社員、あるいは仕事上付き合いのある社長さん達と飲むことが多かった私ですが、仕事での関係が無いところからの付き合いというのは本当に新鮮で、勉強になることが多かったです。

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ところで、一つ、この1年のさまざまな出会いで改めて実感したのは、オフ会、セミナー、twitter、Facebookなど、ただ参加したり利用したりするだけでは大した事件は起きないということですね。

そういう入り口を作っておくのは確かに最低限必要ではあるのですが、そこで敢えて人がやらないプロポーザルをしてみることが大事です。

たとえば、荒木氏などは「この人面白い発想をする人だなー、誠の懇親会で会えたらいいな」と思っていたんですが、懇親会には一切出てこない。

そこで諦めてしまえばそれまでですが、それならということで、直接メールをして「会いたいんですけど」と言ってみたわけです。

「何で懇親会来ないんですか?」

「いや、私はああいうの苦手なんですよね」

「じゃあ、今度二人で会いましょうよ」

「いいですね。じゃあ、私の行きつけの新橋の店で」

という感じで始まりました。(当時はお互い敬語)

それから事業を興してみようという話まで行くわけですから、バタフライ効果、、は関係ないですが、面白いものです。


もちろん「何この人?」と思われてむげに断られてしまうかも知れません。しかし、逆に腹を見せて申し出をしてきたということで、相手も胸襟を開いてくれるということもあります。

何か人と違うアクションを起こせば、人が得られない特別なリアクションを得ることができ、そういうことの積み重ねで、人とは違う知識経験が溜まっていきます。変な経験をたくさん持っていれば、次に他の誰かと会ったときも面白い人だと思ってもらえる可能性が高くなります。

何もアクションを起こさず、ただ頭で正しいことを模索しているだけでは、人生、大した厚みは出ません。

そんなことを、再確認しました。

ということで、今年一年、震災もあって暗い話題も多く、仕事面での苦しいこともありつつも、総じて見れば大変有意義で面白い1年でした。

上記、勝手に名前を挙げさせてしまったみなさん、お付き合いをどうもありがとうございました。また遊びましょう。あ、いや、適当に仕事もしましょう。

また、こちらにお書きできなかったたくさんのみなさん、どうもありがとうございました。ブログを読んで頂いたり、twitterのフォローをしたりされたりしているみなさんも、ありがとうございました。何を求めてか私の偉そうなツィートをフォローして頂いているみなさん、本当に感謝です。


さて、来年も私は引き続き、変なアクションを取っていきたいと思います。

とりあえず年明け一発目は、今最も気になる「嚢袋堂主人」氏に飲みのお誘いをかけてみようかしら。

それではみなさんよいお年をお迎え下さい。2011年もあと30時間ほどですね。みなさまお疲れ様でした。