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優良会社とはどんな会社か

優良会社とはどんな会社か

島田 徹

株式会社プラムザ 代表取締役社長。システムコンサルタント。1998年に28歳で起業し、現在も現役のシステムエンジニア、コンサルトとして、ものづくりの第一線で活躍しつつ、開発現場のチームとそのリーダーのあり方を研究し続けている。

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会社は「顧客」「社員」「会社」の三者の利益を同時に、バランス良く図ることが重要だと思います。

「顧客」「社員」は、分かりやすいと思いますが、「会社」の利益とはなんでしょうか?

それは簡単に言うと、留保利益です。

会社にお金が余ってないと、景気変動、主要取引先倒産、電力不足など、不測の事態に耐えられなくなります。

よく会社の留保利益を吐き出させるのが善みたいな言われようをすることがありますが、留保利益もきちんと追求しないといけません。


で、その三者のバランスが崩れると、こんな感じになります。


■ブラック企業系(顧客最優先)

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いずれ、訴訟が起きたり、食中毒や事故が起きたり、ストライキが起きます。




早期廃業系(社員最優先)

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クルーに甘い舟は、早期に沈みます。


突然死系(顧客・社員優先)

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売上げ好調、好業績。儲かったお金はすべて社員に還元。社長は人徳者ですが、突然死します。


相手にされてない系(会社最優先)

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人が寄りつかず、事業になりません・・・。


一方、以下のようなバランスのよい会社は、潰れにくいです。


潰れない会社

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この三者に対して60点取れれば会社としては十分です。


超優良企業

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三者全員に対して80点取ると、超優良企業だと思います。社会に対して大きなプレゼンスを発揮しています。なかなかこんな会社はありません。


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ちなみに、ブラック企業というのは、会社が儲けているというのもありますが、基本的に顧客の利益要求が大きすぎるのです。