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花王・ヤフー・ロボットの3人に聞く動画マーケティング

花王・ヤフー・ロボットの3人に聞く動画マーケティング

小林 利恵子

楽しい学びの場、ワクワクするコンテンツのプロデュースを提供する株式会社オプンラボの代表。 「考える」のではなく「感じる」気づきの場としてのセミナーや研修の企画・プロデュース。強烈な魅力のある個人のコンテンツ作りを得意とする。

当ブログ「学びの体験を創造する ~ セミナー事務局考」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/opnlab/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


ビジネスセミナーを企画して感じるのが、去年くらいから人の集まるテーマが

「Web動画」

そこで、企業・制作・メディアの3つの異なる立場の方に「動画の最新事情」について簡単なヒアリングをしてみました。

その3人とは、

CMで頻繁に商品を目にする企業のマーケター 花王の本間充氏
CM・映像・Webと幅広い映像を制作する会社のプロデューサー ロボット 加藤雅章氏
Webメディアの最大手に所属する映像エバンジェリスト ヤフー 志村一隆氏

いずれも業界のトップを走る面々です。

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■動画は印象に残りやすいコンテンツ

opnlab 小林:動画マーケティングの可能性や強みはどのような点だと思いますか?

花王 本間:映像の強みはわかりやすく、印象に残りやすいという点ですね。

ヤフー 志村:人間も映像で世界を見ているので、その自然な状態で表現できますからね。

opnlab:確かに映像は頭の中にすっと入ってきます。

ロボット 加藤:Webの動画マーケティングのメリットは軌道修正が出来ることです。トライアンドエラーで精度を高めたり、方向を探ることが可能です。

opnlab:視聴者のログを見ながら、内容を変えたりするということも可能ですよね。その分、柔軟な制作体制も必要そうです。

本間:Web動画を作るためのチーム作りは重要です。TVのCMとは異なるスキルが求められるからです。

opnlab:ロボットの加藤さんとは、サクセスのWeb動画を一緒に作られたそうですね。

本間:はい。TVのCMは面白くなくても強制視聴させることができます。けれども、Webで映像でみせようとすると、それそのものが見たいと思わせる「ストーリー」が必要です。加藤さんはここをしっかり理解して一緒に作ってくれます。そうでないと、ネットに誰も見ない動画をどんどん公開していくことになります。

加藤:優秀な作り手が増えると余分なコストは下がります。そういう制作会社やクリエイターを見つけた会社は、代理店経由ではなく直接発注するという、中抜きするケースも増えいくでしょう。

志村:映像制作費を抑えるのであれば、アジアで制作するのも一つの手ですね。

■中身だけでなく、告知も肝心

opnlab:動画マーケティングで、気をつける点は何かありますか?

志村:文字と同じで「伝える=プッシュする」と考えないことですね。

opnlab:映像は視覚的にわかりやすい分、押し付けがましいコンテンツに陥りやすいということですね。

加藤:最近気になるのは、Web動画を作ってサイトにのせて、それで終わり、というケースが多いことです。

opnlab:見てもらうため仕掛けも大切ということですね。

加藤:また、その映像コンテンツはブランディングなのか、それとも商品紹介か、取扱説明書的なものなのかを、明確にしておく必要があります。曖昧なものは見ても面白みがありません。

本間:一般のユーザーが作ったビデオでも、いいものが出てきています。特に、How Toものは閲覧数が多い。たとえば、「Halloween Makeup Tutorials!
というハロウィーンの特殊メイクのメイキング映像は、63万回視聴されています。


opnlab:何かが作られていく過程の動画は、つい見入ってしまいますよね。しかも紹介されたサイトのように、奇麗な顔から奇怪な顔へ変化していくのはなかなか衝撃的です。

加藤:企業のWebの映像で面白いのはPEPSIとレッドブルかな。

opnlab:特にレッドブルは、ドリンクのイメージにあった勢いのある映像がサイトにありますね。

志村:「ジャパネットたかた」ははずせない。

opnlab:老舗・・・

本間:花王以外の企業は映像の使い方は上手だと思いますよ(笑)

opnlab:ほ、本間さん。。。
Web動画はコンテンツとして発展途上であり、ユーザーの作ったものと混ざりながらまだまだ面白いものがでてきそうですね。

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話しを伺った3名はの方はopnlabのトークイベントで10/16に登壇します。

イマドキの動画マーケティング 〜動画広告・制作・マーケティングの現場から」 

■日時 2014年10月16日(木)19:30-21:30
■会場 市谷
■主催 opnlab 
■登壇者
スピーカー
 ヤフー マーケティングイノベーション室/映像エバンジェリスト 志村一隆
 ロボット 執行役員 加藤雅章
 花王 デジタルトレード室長 本間充
モデレーター
 オプンラボ 小林利恵子
■参加費
 2000円
■定員
 70名(定員になり次第申込みを締め切らせていただきます)
■申込み方法
 事前登録制(当日のお申し込みは受け付けておりません)
 サイトよりお申し込みください
■opnlabとは
心に残るBtoBセミナー・関係性が強まる企業イベントのコンサルティングと
すぐには仕事に役立たないけれども後からじわじわ効いてくる学びの場「opnlab」をプロデュース