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1994年に発売されたあのゲーム機で遊んでみた

1994年に発売されたあのゲーム機で遊んでみた

酒缶

1万本以上のゲームソフトを所有するゲームコレクターをしつつ、フリーの立場でゲームの開発やライターなど、いろいろやりながらゲーム業界内にこっそり生息中。

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 毎年、新年を迎えると、何か新しいことをやりたい気持ちが芽生えるのですが、いざ始めようとするにも準備期間が全くなくて、気が付くと2月、3月と時が経っていき、何もやらないうちに大晦日がやってきてしまうので、何かないものかと部屋を見渡したところ、面白そうなモノがあったので、遊んでみることにしました。

 

プレイディア棚.JPG

 

 プレイディアはバンダイが1994923日に発売したゲーム機......ゲーム機? パッケージには「みんなの簡単マルチメディア」とあるので「マルチメディア機」というのが正しいのでしょうか?

 

みんなの簡単マルチメディア.JPG

 まぁ、一般的にはマルチメディア機もゲーム機もそれほど変わりないと思うので、ゲーム機のカテゴリーでOKとしておきましょう。

 

プレイディア箱.JPG

プレイディア箱裏.JPG

 で、箱から出したプレイディア。

 

プレイディア本体.JPG

 あまりにも長い期間、箱の中にしまってあったので、本体の足の部分のゴムが溶けてしまっていました。メンテナンスは大変ですね。

 

プレイディア本体裏.JPG

配色的に高級感はあんまりありませんけど、これでも本体価格は24,800円。2006122日に発売されたWiiの価格25,000円とほぼ同じなので、時代の流れを感じずにはいられません。まぁ、プレイディアの24,800円は税抜き価格で、Wii25,000円は税込み価格なので比較としてはおかしいのですが。比較ついでにWiiリモコンと本体を並べてみました。

 

プレイディアサイズ.JPG

 プレイディアの特徴の一つに取り外し可能なコントローラーがあります。まぁ、元々本体に乗せる場所があるだけで、取り外されているコントローラーですが、このコントローラーには赤外線発光部が付いていて、ボタンを押すと赤外線が本体にある赤外線受光部に届き、今のゲーム機では当たり前になっている、無線によるゲーム操作をいち早く実現していました。なので、Wiiリモコンとプレイディアのコントローラーを並べておきましょう。

 

プレイディアコントローラーとWiiリモコン.JPG

 実際のところ、プレイディアのコントローラーには、受光部に対して上下左右15°以内、56m以内の範囲で使用するという条件があるので、今のゲーム機のように自由に操作できるわけではありませんけど。

 

取説の受光範囲.JPG

 プレイディア本体が発売されたのと同日に発売された『ドラゴンボールZ 真サイヤ人絶滅計画-地球編-』をちょっとプレイしてみることにしました。ゲーム画面については、権利的な問題もあるので掲載しませんけど。

 

『ドラゴンボールZ 真サイヤ人絶滅計画-地球編-』パッケージ.JPG

 タイトル:『ドラゴンボールZ 真サイヤ人絶滅計画-地球編-』

 発売元 :株式会社バンダイ

 発売日 :1994923

 価格  :4,800円(税抜き)

 コピーライト:©バードスタジオ/集英社・フジテレビ・東映動画 ©BANDAI 1994

 製品コード:BAPD-01

 

 パッケージの右上には「Playdia対応ソフト」、左下には「Q.I.S」のロゴがあります。要するに、このソフトはプレイディア対応ソフトであり、Q.I.S規格専用ソフトということです。「Q.I.S」とは「QUICK INTARACTIVE SYSTEM」の略で、CD-ROMドライブに画像専用LSIを搭載することで、大容量の動画をスムーズに扱えるようになったようです。きっと、他にもQ.I.S規格のハードがあるようだったら、プレイディアのソフトが動くのかもしれませんね。

 

 さて、パッケージを開けると...。

 

『ドラゴンボールZ 真サイヤ人絶滅計画-地球編-』パッケージ開ける.JPG

 何やら大きなスポンジが入っていますけど、緩衝用ですかね。スポンジを取ると、こんな感じの中身になっています。

 

『ドラゴンボールZ 真サイヤ人絶滅計画-地球編-』スポンジ取る.JPG

 普通のCDケースにしてくれれば、スペース的にだいぶ助かるのですが......。

 

『ドラゴンボールZ 真サイヤ人絶滅計画-地球編-』パッケージ裏.JPG

 『ドラゴンボールZ 真サイヤ人絶滅計画-地球編-』は、デストロンガスによって汚染された地球を守るため、デストロンガス発生装置を仕掛けたヤツらを突き止めて戦うインタラクティブシネマ的なゲーム。所々でボタン入力を求められて、その選択によって展開が変わるような作りになっているが、基本的に正解を選ばないと戻される仕組みなのに、内部的な正解がランダムになっているため、最後までたどり着けるかどうかは運次第。ラストバトルは1/3の確率を5連続で正解しないと地球滅亡エンドになるので、ターゲットであるはずの子どもたちにはかなりきつい内容なのではないかと......。

 

『ドラゴンボールZ 真サイヤ人絶滅計画-地球編-』ラストバトル.JPG

 40分くらいプレイした結果は当然ながら地球滅亡エンドだったわけですが、クリアしなくても続編の『ドラゴンボールZ 真サイヤ人絶滅計画-宇宙編-』をプレイできるので、これはこれで良しとしましょう。

 

 さて、来るべき2014年のプレイディア20周年までに全部のゲームで遊べるかなぁ......また気が向いたらプレイディアのゲームを紹介する予定です。

  

「さけかんの ゲームコレクターレベルが あがりました!」