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試写会レポ:「ソーシャル・ネットワーク」
»2010年12月21日
安齋の「No brain,no life」
試写会レポ:「ソーシャル・ネットワーク」
社会人5年目。世の中にある様々なモノ・サービスに対してブレストしたものを記事にしていきます。また、ほかのブロガーさんや企業さんとのコラボ企画なども織り交ぜてお送りいたします。コラボしたいという方、絶賛募集中です!
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Facebook。世界最大のSNS。ユーザー数5億人。世界で最も若い億万長者(当時25歳)。ハーバード大。興行収入1億ドル。法廷闘争。米TIME誌「今年の人」選出。
これらのキーワードのうち、どれか1つでも「刺さる」ものがあるなら、ぜひこの映画を観るべき。それくらいお勧めな映画です。「~が涙した」のような形容詞がクレイジーに思えるほど、キャッチコピーを必要としない秀作でした。
【あらすじ】
主人公は、Facebook創設者で現CEOであるマーク・ザッカーバーグ氏。ハーバード在学中に何人かでFacebookを作り、徐々に利用者が増加。最初は学生間での交流として利用されていましたが、のちに一般に浸透。現在では全世界に5億人もの利用者がいる世界最大のSNSとなりました。その生涯(といってもほんの数年間ですが)を綴っています。
【ポイント】
この映画の面白い所は、決して主人公が金欲や出世欲があるわけではない点。どんなに会社が大きくなっても、彼はひたすらPCに向かい、プログラムを作っています。対照的に、彼の会社を大きくするきっかけをつくるショーン・パーカー(ナップスター創業者)は欲によって動いているような存在。この2人、波長が合うようで、劇中ではしばしば意気投合しています。
また、学生寮のシーンのノリが面白い。プログラムの出来るやつがアルゴリズムのできるやつを呼んで、ものを作っていく。劇中では描かれてはいませんが、彼らはおそらく不眠不休で作ったのでしょう。なんとなく学生時代が懐かしくなった瞬間でした。
主人公の理屈っぽい話し方が印象的。とても早口なので、ついていくのが大変です。なので、お年を召した方や、ソーシャルネットワークを経験したことの無い人には難しい内容かもしれません。でも、mixiやTwitterを利用している人なら普通に楽しめます。
エンディングがちょっと「フワッ」とした感じで終わります。それまでのスピード感に比べれば「あれ?」と思ってしまいました。でも、あの終わり方だからこそ「未完成なネットワーク」というテーマを演出しているのかもしれません。
【細かくて伝わらないポイント】
1.ビルゲイツが出てます。主人公がその授業を聴いている、という設定。本人かどうかは確認できず。
2.ハーバード大の学長が、オバマ政権の国家経済会議(NEC)委員長であるローレンス・サマーズ。
3.主人公のPCがVAIO。さすが配給がSony Picturesなだけあります。
4.学生のノリが派手。
以上、ネタ満載のレポでしたが、ネタバレはしてません。そうです、この記事は核心に一切触れていないのです。それを知りたいのであれば、ぜひ来年1月15日(土)以降に映画館に足を運び、自分の目で確かめて下さい。