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【コラボ企画8】量販店の店員に聞く!「こんな客はNG」ブレスト+α

»2010年9月 5日
安齋の「No brain,no life」

【コラボ企画8】量販店の店員に聞く!「こんな客はNG」ブレスト+α

安齋 慎平

社会人5年目。世の中にある様々なモノ・サービスに対してブレストしたものを記事にしていきます。また、ほかのブロガーさんや企業さんとのコラボ企画なども織り交ぜてお送りいたします。コラボしたいという方、絶賛募集中です!

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家電量販店に行くのは楽しいですよね。私も最新家電を探しに、大手量販店に行きます。体脂肪率が測れたり、マッサージチェアに座れたり出来ますので(笑)
お客目線だと、色々と楽しい量販店。果たして、実際に接客している店員さんは一体どのように思っているのでしょうか?
首都圏の某量販店で働く店員に、「こんな困った客がいました」というテーマでブレストして頂きました。今回は、海外製品と日本製品の動向なども併せてインタビューしましたので、最後までお読みください。それでは、タイトルコールに参ります。


<量販店店員に聞いた!「こんな客はNGだ」ブレスト>

1.価格.comを参考にして値段交渉してくる客

価格.comの価格は、マージンなどが含まれておりません。そのため、店頭より安いのは当たり前です。量販店が下げられる値段のデットラインというものが存在するらしいですが、執拗にデットライン越えを狙ってくるお客さんがいるとのこと。
企業は利潤を追求するものなので、無理な値段交渉は控えましょう。


2.複数の人間でチームを組み、電話で複数店舗の値段を実況しながら価格交渉してくる客

例えば1人を新宿の量販店Aに配置し、もう一人を量販店Bに配置・・・といった具合でチームになり、「Aだと○○円だったんですけど、ここの店ではもっと安くならない?」と交渉してくる客がいるらしいです。
そこまでするか?と言ってしまいそうですが、このようなお客様が実際にいるらしいです。すでにポイントカードで割り引かれているのに・・・と思うのですが。


3.商品とは関係のない「身の上話」をして、去っていく客

自分の生涯について熱く語り、そして何も買わずに帰ってしまうお客様がいる模様。
中にはメーカーの下請会社の方と思しき人が、「このテレビのこの部分には、うちの会社が云々」と語ることも。
お客様は神様とはいえ、そこまでしなくちゃならないの?と思わず思ってしまうお客様です。


店員の方々はそのようなことを思いながら、笑顔で接客しているのだと思うと、恐縮してしまいます。もっと客側にも配慮が必要なのだと感じました。


さて、後半はインタビューです。最近の日本製品と、海外勢との動向について聞いてみました。

――最近、海外の家電メーカーの勢いが凄いですが、その理由は何だと思いますか?

「例えば韓国を例に挙げますと、まず韓国は法人税が安く、キャッシュフローが良い。そして、韓国国内の市場が元々小さかったので、早くから海外展開を考えていたのです。サムスンでは、社員を1年間海外へ派遣し、その地域独自のニーズを徹底的に調べさせ、1年後に本社に帰して商品企画を行わせると言われています。現にサムスンは南アフリカで「サッカーボール型携帯電話」を投入、LGは中東で「コーラン内蔵プラズマテレビ」を展開しています。
このように、投資出来る資金とマーケティング戦略が功を奏しているのだと思います。」


――でも、日本製品は高性能で、海外でも人気が出そうな気がしますが。

「日本のカメラは世界的に人気ですが、カメラはいわば『アナログ』。日本は緻密なものを作る技術に長けているため、アナログの比較優位があったのです。しかし、デジタル製品は装置さえあればどの国のメーカーでも作ることができます。高性能だから便利というわけではありません。
便利かどうかは、顧客が決めることです。日本製品は『あれも出来ます、これも出来ます』といった多機能化を推し進めていますが、それが売れるとは限りません。」


――では、日本企業と韓国企業の違いとは?

「日本は、とりあえず作ってから売り方を考えています。それに対して韓国は、売れるものを作っています」


実際に製品を売る方からの話は、非常にリアルでした。とても貴重な話をありがとうございました。

かつてソニーのウォークマンは世界を席巻しました。それは単に高性能だったからではなく、「どこでも音楽が聴ける軽量再生機」という、夢を売っていたからなのかもしれません。