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IT企業の英語導入の近道

»2010年9月15日
PAGES TO THE PEOPLE

IT企業の英語導入の近道

高畑 哲平

KDDIウェブコミュニケーションズにて、中小事業者向けサービスの事業責任者。2007年よりレンタルサーバーCPIの事業本部長、2009年3月ドイツのCMS Jimdoの日本独占販売権を取得し、事業責任者に就任。2011年9月、Google、KDDIと共にみんなのビジネスオンラインを立ち上げる。2013年4月、取締役副社長就任。

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楽天の社内公用語の英語化以降、この分野に少々興味がでてきました。

先日書いた「社内公用語の英語化による国際化とルー大柴化」が多く見られたこともあって、もう少々書いてみます。

さて、日本にいて、日本人だけに囲まれた生活をして、英語って本当に話せるようになるのでしょうか?
とは誰もが思う疑問だと思います。

以前、友人が某英会話学校で講師をしていたため、ストレートに聞いてみました。
実際どれぐらいの生徒が話せるようになるのか?と。

結果は、約2〜3%の生徒が英会話学校だけで話せるようになっているようです(某英会話学校の場合)。
これはあくまで友人の感覚的な数値なので実数ではないですが、私は2〜3%いるだけでも驚きでした。
個人的な予想では0%だと思っていたので、意外な結果でした。

では、何が要因でその2〜3%は話せるようになったのでしょうか?

その答えは「目的がある人」なようです。

納得。やっぱりそうですか。
目的の解説の前に、よくある話に脱線してみます。

当社でも、どうやって英語に慣れさせるか、なんて議論がたまに行われたりします。
その中で一番出る意見が「やる気」です。やる気がないと続かない。やる気がある人だけ英語のレッスンを受けさせよう、と。

私はいつもこの意見に真っ向から反対してるのですが、確かに継続にはやる気が必要かもしれません。
が、やる気にはゴールがありません。

ただ英語が好き!なんて海外好きな人なんかはやる気に満ちあふれてます。目がキラキラしちゃったりしてます。
その目の奥底にはカリフォルニアが映ってたりします。

でもゴールがないので、進むべき道が定まっていないケースが多く、挫折する人をよく見かけます。この手の人は数多くの英語の教材を買い漁ったりしちゃうパターンです。

その点、やる気はないけど目的がしっかりしている人は英語の上達に近道な人が多い。
英語が好きじゃないし、やる気がないから目的達成のための最短距離を進みます。
その目的とは何でしょうか?

一例として、私は大学4年間をカナダで過ごしました。
英語に対する興味、関心ゼロ。やる気もゼロ。文法大嫌い。未だにaとtheの違いがよくわかってない。

でも、目的として学生の当時音楽をやっていたこともあり、「海外のパブやライブハウスで演奏する」という目的がありました。
前述のとおり、やる気は微塵もありませんでしたが、セッションをしたり、パブと交渉したりするには、英語が必要不可欠な手段でした。

結果、いつの間にかコミュニケーションはとれるようになっていました。
未だに完璧に英語が話せるとは思っていないし、発音やイントネーションも日本人バリバリです。
でも、通じるからいいじゃん、と思ってます。

これが「目的」です。

さて、今日の本題に移ります。IT企業の英語導入の近道。

IT企業は、よくよく考えると英語が話せるようになる近道にいる気がしてなりません。
IT企業にとってのスター達は、大抵海外にいます。AppleだったりGoogleだったり。Steve JobsのKeynoteは、いつ聞いても惚れ惚れするぐらい素敵です。

そんなSteve JobsのKeynoteを通訳を介さずに理解するってのはなかなか良いものです。
新しいテクノロジーもサービスも、海の向こうからやってくるケースが大半です。

ということは、IT企業のエンジニアをはじめ、多くの人が少なからず既に目的を持っている人が多いのではないでしょうか。
海の向こうからやってくる新しい何かを最短のスピードで理解する、という目的。
翻訳を待っていては間に合いません。危機感がある人は、ある程度わかる感覚だと思います。

そこで、こんな英会話レッスンを発見したのでご紹介します。だいぶ前置きが長かったですが。

その名も「GeekSpeak」。

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これはよくある企業に外国人教師が出向き、英会話レッスンをするというものなのですが、レッスンの内容をTEDやApple社のWWDC、Web2.0 summitにフォーカスしています。

なるほど。
IT企業の導入教材としては確かにすんなり入れる内容です。

エンジニアやマーケターが海外から情報を入手するのが不可欠な時代なので、目的とレッスン内容も合致します。

ただし、東京在住のようなので関東圏外の企業は来てくれないかもしれませんが、ご興味のある方、IT企業は一度試してみてもいいかもしれませんね。

詳しくはこちらから。