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離れていても、つながれる。
教育に生きる人間から、社会を創る皆さんへ
離れていても、つながれる。
(株)Z会勤務。Z会東大個別指導教室プレアデス代表。Web広告宣伝・広報・マーケティングなどを担当した後、理科課課長を経て現職。(※本ブログ記事は一個人の見解です)
当ブログ「教育に生きる人間から、社会を創る皆さんへ」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/teranishitakayuki/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
嬉しい出来事が2つありました。
いずれもFacebook上での出来事です。
ひとつめ。
新しくフォローしてくださった方のお知らせが届いたので、見ると、そこには「長井彩」(仮名)と名前が。
「おー、長井さんって確か、(彼女が)大学1年生のときに、僕が企画したイベントで学習相談を手伝ってくれた東大生だよなー」
と思って、すぐFacebookメール、すると「覚えていてくれたんですか!ありがとうございます!」と返信。お会いしたのはイベントのときだけです。
このイベント、10年くらい前のイベントなんですよね。
それだけ前のことであっても、「Z会で学力をつけ、合格した!」「これからは後輩を支援していきたい!」という想いがある受講生で、そして実際に協力してくれた方のことは記憶しています。
蛇足ですが、Z会の受講生って、ほんと、後輩思いで、社員として助かっています...。
ふたつめ。
また別のフォロワーさんが現れました、名前は今井翔太(仮名)くん。
プロフィールを確認すると、とある高校の高校生。
Facebookの友人関係を見て、「もしや...」と思ったら、果たして、全国高校生徒会大会に参加する、進学校の方でした。
※個人的に本イベントに協賛したり、手伝ったりしています(^^
すぐに今井くんとメールをやり取り。
どうも彼は、全国高校生徒会大会の協賛で僕のZ会ブログを知り、「日本ってほんと、いい国ですよ」(←Z会ブログのエントリーです)に共感して、僕(とZ会)に興味を持っていただけた、とのことでした。
時が経っても。場所が離れていても。歳が離れていても。いくらでもつながれるんですよね。
このインターネット、もっというと、ソーシャルメディアの時代は。
Z会の本社は静岡県の三島市にあります。首都圏に比べたら、若い人に触れるイベントは少ないです(アタリマエですが)。
加えて通信教育の教材づくりを業務としていると、塾と比べると、学生さんに触れるキッカケが少なくなります。
でも、それを理由にして、「高校生の声を聞く機会がない...」と愚痴っぽく言うのは、間違っています。
残念ながら年に数回、若い社員からもそういう声が漏れ聞こえてくるのですが、聞こえてきたときにはキッパリいいます。「高校生の声を聞きにいこうとしていないだけじゃないの?」と。
※まあ、(目の前に生徒がいる、という形態である)塾が全盛の教育業界ですから、そういいたくなる気持ちはわかるんですけどね~
お客さんのことを知りたい。
自分が提供しているサービスがどんな風に受け止められているか知りたい。
理屈は抜きにして、若い人と仲良くなりたい!
...と、そんな気持ちがあれば、いくらでも工夫して、高校生他の若い人と接点を持ち、関係性を築き、時と場所を越え、「今の若い人」の気持ちを知ることはできます。
個人的には「若い人と仲良くなりたい!」って素の気持ちが、教育を生業としている人間にはとっても必要だと思います(「自分の教え方をいろんな人に届けたい」一辺倒の上から目線では、若いお客さんのことなんてわかりっこないですよね)。
若い人の声を聞きたい!って気持ちが強ければ、聞き出すための工夫や知恵につなげようとしますよね(「成長するため身につけるべき、最後の大切な姿勢。」で触れたことにもつながります)。
僕の場合は、聞きたいからこそ、まず、自ら情報発信。繰り返し、繰り返し、継続的に。。。
発信された情報が運良く頼りとなって、上述の長井彩さんや、今井翔太くんとつながり、大切な関係性を持つことができたわけですから。
インターネットで、時と場所はポン!と越えられるようになりました。
遠くにいる人とも、つながれます。以前よりはずっと簡単に。
そして、インターネットで関係性を保ち続ければ、会いたいという想いもお互い強くなり、リアルな出会いの価値が一層、高まるものではないでしょうか。
※本ブログはZ会ブログ「和顔愛語 先意承問」2014年3月18日の内容を一部修正し掲載しています。