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自分自身の「自分軸」を見直してみました(#200)
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Good communication leads to high motivation.
このブログ、以前は「突破口を開く「自分軸」マーケティング」というタイトルでした。
「自分軸」とは何かというと、「誰に」「何を」「なぜ」提供しているかを突き詰めて考えることで、ターゲットとミッションを明確にし、さらに今のビジネスに必要な試行錯誤するモチベーション(※)を保てるようにしようというものです。
※簡単な言葉で言うと、「成功するまであきらめない熱意」ということです。
私は、セミナーで「自分軸」を紹介し、「自分軸」策定のためのコンサルもしています。なのに、しばらく自分自身の「自分軸」を見直していませんでした。これが最近のモチベーション低下に繋がっていたように思います。
自分自身の「自分軸」を見直してみて、コミュニケーション&モチベーションというコンセプトで少し深掘りしてみようかなと思いました。
●私は英語が苦手です・・・
冒頭の英文は私の作文です。
「良いコミュニケーションは高いモチベーションに繋がる」という意味です。
ところで私は英語が大の苦手です。
それでよく京都大学の文学部に入れたなと言われるのですが、受験英語にはまた違ったコツがあります。
実際、大学に入ってからは苦労し、国史学を専攻したのも、日本史が好きだったこともありますが、外書購読がなかったことも大きな理由です(外書購読を逃れても、古文書を読むというさらなる難関がありましたが)。
まず、communicationが可算名詞か不可算名詞かということから調べることが必要でした・・・。
辞書を引くと可算名詞と不可算名詞の両方があり、いわゆるコミュニケーションということであれば不可算名詞だということが分かりました。
次に、不可算名詞が主語の場合、動詞に三単現のsが付くのかどうかも調べないと分かりませんでした。
三単現なんて概念を覚えていたのも、むかし会社で英会話教室を開催してくれたのですが、そこでいつもネイティブの先生に怒られていたからです。
冒頭の英文についても、最初は"Good communication causes good motivation."としていました。
しかし、なんとなくcauseがしっくりこないので、英英辞典を調べてみました。案の定、「特に悪い結果をもたらす場合に使う」とあったので、他の動詞を探すことにしました。
good motivationもなんとなく和製英語臭かったので、Google検索してみたところ、そのような使用例はあまりないようです(タイトルなどには使われるようですが)。high motivationのほうは、現実の英文で多数使用されているようです。
などという紆余曲折を経て、ようやく冒頭の英文となったわけです。ブログ本文より時間がかかっています。なのに、まだ自信がありません。
それでも英語にしたいのは、キャッチフレーズとして英語がいいかなと思ったからです。
もっと自然な英文があるよという方、ぜひご教示ください。
●自分軸再検討
現在、333営業塾(吉見範一氏&森川)事業では、「誰に」は「製造業やIT企業などものづくり中心としてきたため営業組織を持っていないを中小企業の経営者と社員」ということになっています。このうちコンサルティングに関しては、今後はIT企業に絞ってマーケティングしていこうと考えています。
ただし、これは「社会的ドメイン」(別の言葉でいうと「属性」)と呼ばれるものであり、「心理的ドメイン」(悩み・課題・叶えたい夢など)の側面がありません。
「誰に」は、社会的ドメイン×心理的ドメインでなければなりません。
改めて思ったのは、吉見さんと私とでは、心理的ドメインが違うのではないかということでした。
吉見さんは、営業経験や営業マネジメント経験がないという悩みに応える人。私は、コミュニケーションやモチベーションの悩みに応える人。こう考えるとしっくりいくように思いました。
「自分軸」も、コミュニケーションとモチベーションの悩みに応えるためのツールの一つと位置づけると、うまくはまりそうです。
●何を⇒なぜ⇒何をの順に検討する
「何を」については、「コミュニケーションとモチベーションの悩みを解消して手に入る人生の幸せ」といったん定義づけました。「何を」は「なぜ」を考えてから再検証するというのが、「自分軸」の検討手順です。
「なぜ」については、たくさん出てきました。
このところ、自己開示をすることで共感的な反応を得られるようになったこと。
そのベースには過去の自分に対する自己嫌悪があり、だからこそ過去の自分と同じような悩みから決別したいと思う人を本気で応援したくなっていること。
その悩みの大半は、モチベーションの維持だったこと。
モチベーションの回復は、結局は人との対話からだったこと。
ヒアリングやライティングについては、人に教えるだけのものを持っているということ。
などなど、「なぜ」すなわち続ける理由、こだわる理由が、次々と出てきました。
そして、「何を」を再検証したら出てきた言葉が、冒頭の英文"Good communication leads to high motivation."(の基になる日本語)だったのです。
●キャッチフレーズが出てきたらいったん完了
自分軸検討については、一生に一度で終わるものでなく、数ヵ月単位で再検証が必要です。とはいえ、いったん終わりにするタイミングが必要です。
そのタイミングとは、しっくりくるキャッチフレーズが出てくることです。
とりあえずは自己満足でいい。
"Good communication leads to high motivation." なんて言葉はいまのところ自己満足に過ぎません。
これで数ヵ月やってみて、まったく響かないようであれば、また考えればいいだけのことです。
今回の記事が参考になった方がいるかどうかは分かりません(モチベーションが高まらない人は、やってみる価値はあると思います)。
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