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1月5日 夢~「夢」に関して多くの詭弁がまかり通っている?(#227)

1月5日 夢~「夢」に関して多くの詭弁がまかり通っている?(#227)

森川 滋之

ITブレークスルー代表、ビジネスライター

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自問自答)「仕事は夢から出ている」「夢が趣味」という人生もいいのではないか......。

夢を持てと言う人はたくさんいます。

「夢しか実現しない」――素晴らしい言葉だと思います。

しかしながら、夢が持てないという人はたくさんいます。

すべてをなげうって本気になれるもの――「夢」をこう捉えると、確かに見つけ出すこと自体苦しい。そんな、すごい夢が自分に持てるのだろうか?

そういうと、「本気の夢を持っている人を応援することを夢にしたら?」という人がいます。

すべてをなげうっても本気で応援したいなら、それは「夢」になり得ます。しかし、そうでないなら、これは自分をごまかすための詭弁ではないでしょうか?

さて、松下幸之助さんは、夢に関してどういう考え方を持っているのでしょうか?

私は、読みながらある意味ぶっとびました。

夢=空想でいい。空想を楽しめばいい――そのように書いています。

「しいて言えば夢が趣味」――夢見ることが楽しみなのだそうです。

我々はどうも夢というものを固く考えすぎていたようです。

多くの人が共感してくれて、その夢をかなえようと必死になっている姿に感動してくれる。そういうものが夢だと思い込んでいました。

本人がワクワクすればそれでよい。中には他人も一緒にワクワクしてくれるものがあるかもしれない。このぐらいのスタンスでいいようです。

今日の一言)堅苦しく暑苦しい夢でなく、まずは自分がワクワクできる空想を夢見よう。