自問自答）とらわれず、絶えず先を見る龍馬のように、自由自在、融通無碍に生きる人になれるだろうか――。

坂本龍馬という人は、常に周囲の人たちより一歩先を行っているというのか、新しい物好きというのか、いつも最新のものを取り入れていたようです。

「男子三日会わざれば刮目して見よ」ということわざがありますが、まさに龍馬のためにあるような言葉です。

ある程度安定した時代であれば、龍馬のような人は、もしかしたら腰の座らないやつのように言われたかもしれません。

しかし、現代のような、1年前の常識が通用しない時代には、龍馬のような人が求められます。

モノゴトの本質や根本は変わらないのですが、現象（流行、方法論など）は大きく変わっています。

本質を把握しつつ、現象に対しては臨機応変に対応しなければいけない。

そのためには、先を見る――というよりは、現時点をきちっと分析するぐらいしか、我々凡人には難しいのですが、それでも、1年前の成功体験にとらわれているより、ずっとずっとマシです。

そして、できることは、せいぜい現状分析かもしれませんが、その際には1年後の常識を探るぐらいの姿勢はほしいと思います。

1年前どころか、10年、20年前の成功体験にいまだにとらわれている人も、たまに見かけますが、こうなると別の意味で尊敬に値するかもしれません。無理にしんどい生き方をしているとしか思えないからです。

今日の一言）1年前の常識にとらわれていては、この時代失敗する。1年後の常識を探る態度が必要。