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うまくいくためにこれだけはこだわりたいこと
当ブログ「ビジネスライターという仕事」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/toppakoh/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
昨日、我が333営業塾(吉見範一さん&筆者森川)は、2件の無料相談をお受けしてきました。
そのときに感じたことを、相談者のご迷惑にならない範囲で、書いていこうと思います。
● 人がやるとイラっとすることなのに
その前に、ぼく自身の話をします。
イラっとするメルマガとかブログ記事はありませんか?(「これだよ!」とは言わないでください)
ぼくはあります。
それは、自己宣伝臭の強いもの。
みずから「××の仕掛け人」とか、「ベストセラー××の著者」とか書いてしまっているもの。
これはイラっときます。
ところが、本人とお会いすると至って腰が低く、気配りもある人だったりするので、そのギャップにまた驚かされます。
さて、人がやるとイラっとするこれらの行為を、自分はやらないでいたか?
それがやっぱりやってしまうんですよ。
なぜなら、自己宣伝するほうが早くうまくいくように思うから。
実際は、自己宣伝をできるだけ意識してやめるようにした(※)ら、逆に仕事がうまくいき始めました。
(※)意識していても、意外なところで人の反感を買うものです。先日、Twitterのフォロワーが1500人を超えたので、ありがとうのつぶやきをしたら、一人の方にリムーブされました。その方のリムーブ直前のつぶやきには、ぼくへの反感で満ちあふれていました。「フォロワーの多さを競うバカが、親友がいることのほうが大事だと気づけ」(3つぐらいのつぶやきを要約)とまで言われる筋合いは、さすがにないと思いました。ただ、どうも彼はぼくのつぶやきで傷ついたようなのです。彼の「親友」と一緒にぼくの悪口で盛り上がって、早く傷が癒えるといいと思います。
● おのれが好まざることを、みずから施すことなかれ
いっけん早くうまくいくようになると思われる自己宣伝が、逆にうまくいかない原因になるのはなぜでしょうか?
こう書くと、自己宣伝そのものが阻害要因になるようですが、実はそうではありません。
自己宣伝をしていてもうまくいっている人はたくさんいます。
ぼくが自己宣伝でうまくいかなかった理由は、自己宣伝というものがあまり好きでないのに、これをやれば早くうまくいくと思って、無理にやっていたせいです。
このように、自分が好きでないことを無理にやることは、成功への阻害要因となります。
● 二人の経営者の話を聞いて思ったこと
さて、ようやく本題です。
二人の経営者のお話を伺って、ぼくは改めて、「自分が好きでないことを無理にやることは、成功への阻害要因となる」と思いました。
一人は、中規模のソフトハウスの社長で、この業態の経営者には珍しくないことなのですが、営業経験がありませんでした。
もう一人は、アーチストで、ネットで集客・販売をしたいのだが、ITが苦手だという方でした(なお、営業経験という意味では、5年以上も保険の外交員をやっておられたので問題ありません)。
これはグループリーダーなど会社内の役職者でも一緒の話ですが、事業経営をしようと思ったら、何らかの苦手なことをやらざるを得なくなります。万能の経営者(マネージャー)などどこにもいないからです。
そのときに傍で見ていて、このままではうまくいかないと感じるのは、苦手な分野で自分の好まないやり方を選択してしまう人です。
逆に、苦手な分野をなんとか自分の好きなやり方で切り拓いていこうとする人は、うまくいきそうに感じます。そして、実際にうまくいくことが多いようです。
昨日で言うと、一人は前者で、一人は後者でした。
我々コンサルタントは、基本的に前者であれば軌道修正をします。つまり、「それは、本心からやりたいことですか?そうでないなら決してやらないでください」と言うのです。
また、後者であれば促進します。そのために、できるだけ自信を持ってもらうようにします。
昨日も、基本的にはこういうやりとりでした。
本心からやりたいことかどうかを見分けるにはどうしたらいいか?
お分かりですよね?自分軸を明確にすれば判ることです。
あなたが、経営者(マネージャー)で、事業を成功させるために苦手なことにも取り組まないといけないときには、うまくいっている人の真似を単純にしないでください。
うまくいっていて、なおかつあなたもそのやりかたが快く思われる方の真似をしてください。
この部分の好き嫌いには、徹底的にこだわってくださいね。
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