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4月25日 心くばり~気づかないところで商機を失っている(#337)
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松下幸之助さんは、1981年初版の『社員心得帖』の中で、わずか1日の違いがあとで取り返しのつかないことになると書いています。ということは、すでに1970年代には、1日の違いが重要な局面がたくさんあったということでしょう。
それから30年以上たっていますが、いまだにのんびりしているように見える人はたくさんいる。
私は、少しイラチ(大阪弁で、気が短くてイライラしがちな人のこと)なので、半日でも返事が来ないと嫌だったりしますが、それでも3(営業)日ぐらいは我慢します。常にそれ以上待たされる感じの人とは、そのうち疎遠になります。
世の中には中間経過を報告できない人が多く、私はそのような人たちと、少なくともビジネスではつきあう気持ちは起こりません。プライベートは別ですが。
逆に、あまりにも返事を早く求められる人もつき合いたくありません。以前、夜中の2時にメールをくれて、それが明け方までに帰ってこないと怒っていた某ベンチャーの社長がいましたが、さすがにこんな人ともつき合えません。
で、実際、製造関係や印刷関係には「のんびり」した人が多く、営業もうまくいっていないケースが多いようです。「のんびり」とカッコで囲んだのは、実際にはごくごく多忙で返事を書くひまさえないと分かっているからです。しかし、外からはのんびりに見える。これが怖い。
こういうことで取引が減っていることに気づいていないからです。
今日の一言)本人は死ぬほど多忙でも、外から見てのんびりしていたら、そのようなことでビジネスチャンスを失うこともある。