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5月28日 不良の発見~こんなことが差別化につながる(#370)
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松下幸之助さんは、今から50年以上も前の昭和33年に次のようなことを言っています。
注意を怠らずにやっていれば、たいていの不良は事前に分かるし、不良品を出荷してしまったとしても、すぐに不良個所が発見できるはずだ。それを、返品されてきてから、使い方が悪いんだろうとか、あれこれ考えているのは言語道断だ、と。
恥ずかしながら、私がいたIT業界(つまり、私も含めてです・・・)は、こういうところがありまして、不具合があっても、まずはユーザーが何か変なことをしているのではと疑うことから始めていました。
いまだに、そのようでして、ソフトウェアの不具合があった際にコールセンターに問い合わせると、まずはこちらに問題がないかを聞かれているように思います。
実際そういう教育もしているんですね。まずは、コンセントが入っているかを聞きなさい、みたいな・・・。
たしかに、そういううっかりした人も中にはいるでしょうが、それならばせめて一応決まりごとで最初に聞かせていただいております、ご迷惑をおかけしますが、最終的にはお時間を節約することになると思いますので、ご協力ください、ぐらいのことを言えばいいのではと思います。
IT業界はやや極端かもしれませんが、いまだに同じようなことをやっているコールセンターや営業担当は数多くいるように思います。
そのような中で、あたりまえに顧客を思いやれば、それだけで差別化になりえます。
今日の一言)あたりまえに顧客を思いやれば、それだけで差別化になる。