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6月6日 社内規則~正直何がいいのか、よく分からなくなってきた(#379)
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松下幸之助さんは、必要以上の社内規則を作るのではなく、会社としての経営の基本的な方針は全員に徹底させるが、あとはできるだけ各人の自由に任せるのがいいと言います。
しかし、世の中は逆の方向に進んでいるようで、会社が規則を作りたくなくても、プライバシーマーク、情報セキュリティ、J-SOX法など国や社会からの要請で、規則やマニュアルを作りまくらなければなりません。
確かに、個人情報保護法に基づいたルールを作り、それを社員に徹底させようとすると、たくさんのマニュアルやルールが必要になります。情報セキュリティもJ-SOX法も同様です。他にもISO-9000やISO-14000など、そんなのばかりです。
私も以前は、こういうものがないとロクに働けない人が多いので、必要なことだと思っていたのですが、だんだんと因果関係が逆のようにも思えてきました。
1990年代の半ばから、やれISO-9001だ、やれCMMだ、やれ個人情報保護法だと大騒ぎし始めてから、マニュアルやルールがないと働けない人が増えたのではないか。そんな気がするのです。
まあ、これは、そんな気がするというだけのことで根拠はありません。何か問題があったからこその規制や標準だと思います。
しかしながら、たくさんの規制や標準ができたいまと、私が生まれた1960年ごろとでは、昔のほうが「問題」が少なかったような気もします。
今日の一言)たくさんのルールやマニュアルを作っても構わないが、それぞれの意味を考える教育をしないと逆効果になる。