松下幸之助さんは、「親切で、うまくて、早くて、そして客の後ろ姿に手を合わす」――こういう心がけがあれば、うどん屋さんは必ず成功するし、それはうどん屋さんに限らないだろう、と説いています。

まったくその通りだと思うのですが、疑問もあります。

ラーメンの行列店のことです。

ラーメンの行列店と聞くと、まず不親切な感じがしますし、うまいとも限りませんし、行列ができているということはすでに遅いということですし、忙しくて客の後ろ姿に手を合わせる暇もないように思います。

だけど、行列ができているということは、成功しているのでは？

結局、成功というのは長い目で見ないといけないということです。

上のような店でも、一時的に行列ができることがあります。ただ、実際には親切で、うまくて、できるだけ早く出そうと努め、お客を大事にする店しか残りません。

逆にいえば、一度も行列ができたことがないような店でも、4原則を守って入れば、長続きするように思います。

今日の一言）親切で、うまくて、早くて、そして客の後ろ姿に手を合わせていれば、間違いない。