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7月28日 悩みを認める~もっともポジティブな態度?(#431)
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悩みがないよりも、一つぐらい悩みがあるほうが、油断しない心になり、むしろプラスである、と松下幸之助さんは言います。
私は、以前、くよくよと悩む自分がいやでした。
それが、ある高名な先生から、「森川君は、悩んでいる姿が似合うんだよなあ」と言われて、楽になったことがあります。
その先生は、ポジティブ思考やプラス思考で有名な人なので、意外な発言でしたが、考えてみたら、あるがままの自分を認めることが、最高にポジティブなことなのかもしれません。
私は、大人になってから成長するというのが、実はよく分からないのです。
たしかに、私自身もいろいろと勉強し、新しい知識も、スキルも身につけてきました。昔できなかったこともできるようになりました。
ただ、成長している実感はないのです。新しいことを身につけただけ。子供が日々、吸収し、育っていくというあの感覚は、ずいぶん昔に失われました。
実際、20歳の頃と人間的には何も変わっていないように思います。
そして、人間的に成長しない自分がきらいだったのですが、今はそうではなく、もう自分をありのままに受け入れられるように、少しずつなってきました。
その最初のきっかけが、さきほどの先生の言葉でした。
これをもって成長という人もいるのかもしれませんが、私は矛盾だと思います。だって、成長しない自分をそれでいいと認めているだけなのだから。
まあ、成長しているという実感のある人を否定しようとは思いません。あくまで自分の実感の問題ですから。私はそういう実感がないというだけのことです。
でも、自分では成長していると言う人に限って、昔とそんなに変わってないよなあという人が多いような気もします。
今日の一言)ありのままの自分を認めることが、もっともポジティブな態度。