赤字は罪悪。特に公的な企業や独占的企業は罪が重く、これらの企業が儲けていれば社会貢献だが、赤字になると政府もほうっておけないので人を出して調査し、場合によっては税金を投入して支援する。国家国民的損失である――松下幸之助さんはこのように言っていますが、バブル崩壊後に公的資金で住専や都銀を救済したことや、いま東京電力の賠償金を税金でまかなおうとしていることなどを、まるで予言していたかのようです。

赤字は罪悪と言われると、私などもかなり身につまされるところがあり、法人設立初年度は赤字でした。その後なんとか増収増益を続けてきましたが、今年はかなり厳しい。年度で赤字にはならないと思いますが、月ベースでは赤字の月もあります。

本来は初年度から黒字というような人しか、起業する資格がないのではと、とても恥ずかしく思っています。フリーランスでやる分には責任が自己完結するので問題ないとは思うのですが......。

今日の一言）世のためにも人のためにも赤字は出してはいけない。たとえ想定外の津波が来たとしても......。