松下幸之助さんは、ある新規取引先の社長のおみやげに深い感銘を受けたと言います。

松下さんには、雑誌PHPの創刊号を、関係会社の社長には、その会社が10数年前に発売した電気カミソリの1号機を持ってきたというのです。

松下さんは、この社長を絶賛しており、なかなか難しい業界で第1位の業績を上げているのも、このような心持ちが、各関係先との心のつながりを生み、それがその会社に対する無形の支持を読んでいるからだろう、と言っています。

私でも、セミナーなどに自著を持参していただくと、やはり感激します。

練りに練ったサプライズは確かにうれしいですが、しばらくしたら、そこまでやってもらったことに恐縮します。高いプレゼントも同様です。私の性格にも問題あるのでしょうが、相手によっては、自分だけが満足しているのでは？と思うことさえあります。

お金も手間もかからないけれど、気持ちがこもっているのが伝わってくる（それは一生懸命考えたんだろうなあと分かるから）プレゼントが、もらう方も一番うれしいのかもしれません。

ただし、言葉だけではやっぱりうれしくないのです。もし言葉しか贈るものがないのなら、せめてメッセージカードにしましょう。

今日の一言）お金も手間も要らない。自分のことを一生懸命考えてくれたんだろうなあと分かるようなプレゼントが最高！