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10月13日 自分を叱りつける~「やる気」に必要なのはテーマ(#508)
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不況・不調から逃げずに、覚悟を決めて、用意せよ、必要ならば競争相手にでも相談しろ。経営者たる者、不退転の覚悟を定め、最大限の努力をして、立ち向かえ――松下幸之助さんは、このように発破をかけています。
私が最近思うのは、間違いなくその通りだが、ではこのような不退転の覚悟を定め、最大限の努力をするモチベーションが、いったいどこから湧いてくるのかということです。
私自身が、そのようなモチベーションを保つのが難しい人間だから、このことについて考え続けています。
やる気のある人たちは、そんなことを考えている暇があるなら行動せよと言うのですが、行動するモチベーションが湧かなければどうしようもありません。
そこで、やる気のある人たちに、やる気がなくなることがないのか、やる気がなくなったときはどうやって取り戻すのかを聞いて回ることにしました。
何人か聞いて分かってきたのは、
やる気のある人たちは人生のテーマを持っている
ということでした。
人生のテーマで分かりづらければ、理念でも、使命感でも、あるいは夢でもいいでしょう。いや、そのようなきれいな言葉でなくても、欲望や野望でもいいのです。
これをやらなければ自分じゃない――このようなものが人生のテーマです。
以前、夢がなければ・・・というような人を批判するような内容の記事を書きましたが、夢を持つこと自体を否定したのではありません。夢はテーマの中のワンオブゼムであり、夢がすべてのような言い方はちょっと違和感があるという主旨でした。
また、同じく以前このブログに「器用貧乏どころか器用極貧だった」と私の過去を総括しました。ある程度事務処理能力が高く、頼まれたら大概の仕事はできてしまう人間は、逆にテーマを持ちづらいのです。有名な大学を出ていながら、イマイチパッとしない人(私もその一人です)がいますが、このようなことが理由のように思われます。
「これしかできなくって・・・」と自分を卑下する人がいますが、「これしか」を持っている人が私はうらやましいですし、リスペクトもしています。
今日の一言)「これしかできない」という人が一番幸せ。
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本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。
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