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10月25日 大衆というもの~それは神のごとく正しい(#520)
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個々人すべてが正しいとは言えないし、一時的な誤りもあろうが、大衆というものは神のごとく正しいと思って経営していれば間違いはなく、安心である――このように松下幸之助さんは言います。
長い目で見れば正しいという考え方は私にも賛同できます。
実際、会社などの人事を見ていると、毎回変なやつが昇格するなあ・・・と思っても、長い目で見ると、なるべき人がなるべき地位にいるというのが普通です。
一時的に変な人が社長になったとしても、すぐに淘汰されます。今どきの経営環境はつとまらない人にポストを与えるほどやさしくない。仮にそういうことがあったとしたら、某電力会社のように危機のときに馬脚を現すことになります。
松下さんの大衆観もこれと似たことで、長い目でみれば世間は間違わないということなのでしょう。
大化の改新の昔から、日本は何度も国が滅亡する寸前の危機を迎えてきました。先の大戦では、実際一度滅亡したと言っても過言ではない。しかし、その都度復活を遂げてきました。
それが永遠に続くのかは分かりません。ただ、危機になれば、大衆は正しい方向に動く、というような安心感を私は持っています。
今日の一言)大衆は長い目で見れば、神のごとく正しい。