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10月31日 繁栄主義~新しいうねりを感じないか?(#526)
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すべてのものには寿命がある――松下幸之助さんは、こう言います。
たとえば路面電車。
できたときは便利で、どんどん増えていきました。それが今度は自動車の通行の邪魔だと取り払われていった。その間、60年。日本人男性の平均寿命より短い。
資本主義、共産主義、社会主義と言った思想にも寿命があると、松下さんは言います。
実際、後ろの二つはほぼ命脈が尽きてしまいました。
資本主義も、現在のアメリカやEU、あるいは日本を見ていても、限界が見えてきているという識者は数多い。
では、そのあとに来るものは?松下さんは、新しい"繁栄主義"だと言います。実体はどうなるか分かりません。ただ、見えて来つつあります。
それは、地球をどう継続させていくかという根本的な考えに基づき、多くの財を稼ぐ、動かすではなく、質の高い時間を過ごすということに力点が置かれるようになるでしょう。
世界中で流行りつつある「シェア」の考え方は、その先駆だと思われます。
うまく説明はできないけれど、うねりが起こってきているのは、私にも感じられます。
今日の一言)新しい"繁栄主義"のうねりが感じられつつある。