「困難を困難とせず、思いを新たに、決意を固く歩めば、困難がかえって飛躍の土台となる」と、松下幸之助さんは言います。

昨日の話からすれば、困難でなく、順調なときでも飛躍できるはずですが、実際には、極端な貧乏とか、多額の借金とか、病気や事故とか、人によっては懲役とか、こういった逆境に陥ったときに飛躍のチャンスがあるようです。

CDデビュー目前、ようやくミュージシャンとして芽が出そうだったのに、突然の脳梗塞。一人暮らしだったので発見が遅れ、半身麻痺、聴力障碍、言語障碍などの障碍と一生つきあうことになり、一時は自死を考えたたけ氏。

ある日北野武監督のHANABIを見て一念発起。主人公の元刑事が半身麻痺を抱えながら絵描きとして暮らしているのを見て、自分も残った左手で絵が描けることに気づき、ストリート画家に。

苦労の末、武との二人展を実現するまでに。

今では、絵で食べていけるようになっただけでなく、全国からひっきりなしの講演依頼。

たけ氏の絵はがきに、私はよく元気づけられます。

今日の一言）断じて行えば、鬼神でもこれを避ける。