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将来に不安なく生きたい人に必要なもの
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その後の動きがほとんど報じられていないようですが、今年前半のショックだった事件の筆頭の一つといえば、JALの破綻。
当時は、JALのOBに対して冷淡な論調が目立ちましたが、考えてみれば企業年金が減らされるというのは気の毒なもの。冷淡な論調に同調していたぼくも今となっては、思いやりが足りなかったと反省しております。
JALほどの企業が破綻するのです。トヨタだろうが、日立だろうが、安泰な企業は一つもないように思われます。
いや、中央官庁だって、天下りの是非はともかくとしても、天下りが禁止されてしまえば一緒のことです。実際東大法学部の学生たちの官庁離れがすでに問題になっています。
現状をこのように捉えているのはぼくだけではなく、多くの方が組織に依存せずに生きることを勧めておられます。
ただ、心構えを説く方は多いのですが、具体的に何をすべきかを教えてくれる人は、ごく一部のようです。
そこで、今日はぼくが、組織に頼らずに生きていくために一番重要だと思うことをお伝えしようと思います。
●顧客リストさえあれば一生困らない
江戸時代の商人たちが火災にあったときに、最初に必ずやったことを知っているでしょうか?
それは大福帳と言われる顧客名簿を井戸に投げ込むこと。
そのため大福帳は、水に強い工夫がなされたいたのだそうです。
家屋や家財道具・商売道具・在庫等がすべて灰燼に帰しても、顧客名簿さえあれば商売はやり直せるという発想を江戸の商人たちは持っていました。
これと似た話は、海外にもあります。
ファイロファックスというシステム手帳の高級ブランドに伝わる伝説です。
戦災で無一文になったのに明るい女性がいたので、ある人が気になって「どうしてそんなに明るいの?」と尋ねたら、その女性は、
このシステム手帳が焼けずに残ったから。
これに顧客リストが入っているから、私は明るいの。
と答えたのだそうです。
現代の商人たちも一緒です。
ネットビジネスであろうが、飛び込み営業であろうが、儲かっている人たちはみんな顧客リストを持っています。
だから個人情報を不正に集めてでもリストにして販売する業者が後を断たないわけです。
●週末起業をするなら、顧客リストの獲得に注力
ということで、結論はすでにお分かりと思いますが、
将来に不安なく生きようと思ったら、顧客リストを作ること
です。
とはいえ、まさか会社を辞めるときに、会社の顧客リストを持っていくわけいにはいきません。
顧客リストは、重要な営業機密≒知的財産であり、持ち出しは犯罪です。
なので自分で作らないといけません。
顧客リストを買うのは、できれば避けたほうが良いでしょう。個人情報に関してトラブルが起きたときには、莫大な費用がかかります。リスクが大きいのです。
さて、どうやって顧客リストを集めたらよいのでしょうか?
普段から現在のお客様を自分のお客様にするべく行動するという手段もありますが、あまりおおっぴらにやるべきことではないと、ぼくは思っています。
なので、なんらかの副業をやりつつ、リストを集めるのが良いと思うのですが、会社員は基本的に副業禁止です。
本当は業務に支障がなければ法律的には問題ありませんが、しかしなんらかのトラブルがあったときに、副業のせいではなかったと証明するのは困難です。なので、実質的に副業は禁止されていると言ってよいでしょう。
その中で週末起業は、休日にやることもあって黙認されているようです。それでも稼ぐことに夢中になって、業務に支障が出れば懲戒の対象になると思われます。
ここで考えて欲しいのは、顧客リストと言っても既存客のリストでなくても良いということ。
というよりは、欲しいのは見込み客のリストです。
となれば何も販売する必要はないのです。
無料のものをオファーすることで将来の見込み客のリストを取ればよいわけです。
やり方はいくらでもあるでしょう。
たとえば料理が得意だったら、レシピを書いたブログをはじめる。
そのブログで、レシピをまとめた小冊子(PDF版)を無料で差し上げるので申込みして欲しいと呼びかける。
ある程度リストが溜まってきたら、地域限定で無料の料理セミナーを開催して人を集める。
その中に料理の得意な奥さんがいらしたら、その方にも講師をしてもらう(出番を与える)。
そういう方が何人かいたら地域コミュニティにしていき、口コミでリストを増やしていく。
無料でやっている限りは副業にはなりません。それでいていつの間にか会社がなくなっても困らないようになっています。
●とはいえ、やっぱり
こうやって書くと簡単そうですが、実際はなかなかうまくいきません。
試行錯誤が必要です。
ただ、会社から給料を貰っている間は、なんのリスクもなく、試行錯誤を繰り返すことができます。
その試行錯誤をする中で、大切なのはやはり自分軸(「誰に」「何を」「なぜ」提供するのか?)。
始めるときにも当然自分軸を作る。
そうでないとターゲッティングや目的がぶれていき、人を集めることはできません。
さらに成功体験・失敗体験を積み重ねながら、自分軸をブラッシュアップしていく。
そうすることで、ある日を境に加速度的にリストの件数が増えていきます。
ぼくは、起業してからリストを作るという愚かなことをしたので、本当に苦労しました。
給料をもらっている間にやっておくべきだったと後悔しています。
昔はリストを集めるのに大変なコストと時間がかかりました。
今はネットという、ほとんどコストをかけずに、また大規模にリストを集められるツールがあります。
まだ余裕のあるうちに、人生最大の武器である「顧客リスト」を作っておきましょう。
※あやしさ一杯のページ(笑)ですが、この二人は本当に成功しているし、本当に人のために尽くしている人たちです。
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