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うまくいっていない人の発想(一日一言 #54)
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うまくいっていない人は、いい話を聞いても自分とは関係ないという発想から入る。
●解説
セミナーや研修に来てくださった方で、一応コンテンツについては同意してくださり、実際の事例を羨ましがったうえで、「でも、うちの会社にはあてはまらないんですよね」という方がいらっしゃいます。
そして、その理由を長々と語ってくださいます。
事情は分かるのですが、そういう発想法は本当にもったいないなあと思います。
貴重な時間を使ってセミナーに参加し、いい話を聞いたが、自分とは関係ないと思っている限りは、うまくいきません。
完全に否定的な方のほうが、判断材料が増えた分だけまだ、時間を有効に使っているように思えます。
いい話だが関係ないと思う方は、どんぴしゃの答えでないと実践しないのでしょう。
しかし、今の難しいビジネス環境で、どんぴしゃの答えを誰かが、それも一般的な話を伝えるセミナーや研修で出してくれると思っているほうがどうかしています。
うまくいっている人は、いい話を聞いたと思ったら、どうやって自分のビジネスに当てはめようかを一生懸命考えます。
たとえば、メインの業務では難しいが、周辺業務で取り入れるとメインの業務と相乗効果が出るのではないか、というふうに発想して、ときによっては講師の想定していた活用法をはるかに越えた活用をすることさえあります。
●裏解説
以前、言われたとおりにやれる人は1000人に数人ぐらいで、これは「稀有の才能」だと書きました。そういう人は天才なのです。
なので、私も「言われた通りに」やる必要はないと思っています。
自分軸(「誰に」「何を」「なぜ」提供するのか)がぶれない範囲で、自分なりにアレンジするのが、凡人である我々が成功する秘訣だと思っています。
なお、我々333営業塾のコンサルに関して言えば、最初は我が社には当てはまらないと言っておられたのに、実際にやっているうちに成果が出てきて、やってよかったと言ってくださる方が本当に多いのです。
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メインの業務では難しいが、周辺業務で取り入れるとメインの業務と相乗効果が出るのではないか、というふうに発想して、ときによっては講師の想定していた活用法をはるかに越えた活用をする
イノベーションというと、ウォークマンの発明のような技術的なものをイメージする方が多いようですが、ドラッガーによれば、こういうものもイノベーションに含むようです。
イノベーションをしていきましょう!