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どうしても「なぜ」やっているかが見つからなければ~ただし人生を投げていないなら(一日一言 #64)

どうしても「なぜ」やっているかが見つからなければ~ただし人生を投げていないなら(一日一言 #64)

森川 滋之

ITブレークスルー代表、ビジネスライター

当ブログ「ビジネスライターという仕事」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/toppakoh/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


どうしても自分が仕事をする強い理由が見つからないときは、恩返しすることを考えよう。

●解説

私は仕事があまり好きではありません。いつも偉そうなことを言っていますが、仕事をしないでダラダラ生きていければ、それに越したことはないと思っているタイプです。

ただし、金儲けは苦手だし、あまり好きでもないので(こういう態度はネガティブでいけないという人もいますが、私は無視することにしています)、ダラダラ生きようと思うと、人生を投げるぐらいしか道はないようです。

そんな私がなぜ仕事をしているのかというと、たくさんの方に恩を受けているからです。

せめて大学生の頃に自分のこういう気質に気づいていれば問題はなかったのですが、それなりに一生懸命やってきてしまったので、なぜだか理由はよく分からないけれど、応援してくださる方がたくさんいるという事態になってしまったのです。

実を言うと、この数週間、人生投げてもいいかなと思っていたりもしていたのですが、とうとうこのことに思い当たってしまい、やる気になってしまいました。

自分軸において、もっとも大切なのは、続ける理由、すなわち「なぜ」なのですが、どうしてもやる気にならないときには、恩返しするということを考えてみたらいかがでしょうか。

あなた自身が人生を投げていないのであれば、必ず誰かの恩義を受けているはずです。それを返そうと思うのは、ものすごく強い動機になるはずです。

●裏解説

もしあなたが年配の方で、直接恩義を受けた方が他界しているのであれば、受けたと同様の恩を後進に返してはどうでしょうか(これは受け売りですが)。

私は今上原隆さんのノンフィクションにはまっています。人生を半分以上投げている人がたくさんでてきます。孤独な人の共通点は、誰にも恩を感じていない(実際受けていないのかもしれない)ということです。

恩を感じなくなったときが、人生を投げるタイミングなのかもしれません。

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追記

上原さんの本を読んでいると、投げてしまった人生でさえもかけがえのないものだと感じます。

だから、もう恩返しでさえモチベーションにならないのであれば、それはそれでいいのだとも思います。

なお、私のことを恩知らずだと思っている方もいるかもしれません。そうではないのです。虎視眈々と恩返しの機会をうかがっています。ただ、そんなこと本人には言えないじゃないですか(笑)。

 

関係ないけど、サムライ・ブルーしびれました。ずっとナマで見ていて、その後寝ました。おめでとう!