楽しいも苦しいも、面白いもつまらないも、やりたいもやりたくないも、全部自分で決められる。

●解説

「客観的」に見たら苦境に要るとしか思えない中小企業の経営者が、どうして頑張れるのかをテーマとした、ノンフィクション短編集を書こうと思っています。

最終的には20人にインタビューしたいと思っています。その一人目（Iさん）の取材に昨日行ってまいりました。

Iさんは、高校のときに、自分はなぜ生まれてきたのか？という根源的な問いにはまりました。

しかし、なぜを追求しても意味がない、それよりどういう生き方をするかという方向に問いを転換しました。

そして、至ったのが冒頭の答え。力強いです。

Iさんの会社は、かなりの苦境ですが、この考え方なら乗り切れると思いました。

●裏解説

Iさんが、根源的な問いにいきついた理由は、昨日まで夢中になってきいていた音楽が、ある日突然つまらなく感じられたということでした。

それを疑問に思うこと自体が、Iさんの非凡なところだと思います。私も同じような経験がありますが、そういうもんだろうと受け流しました。

で、なぜだろう、なぜだろうと常に考えていたときに、所ジョージがラジオで、「なんか最近、いろんなことがつまらなくなったんだけど、それってよく考えたら俺自身がつまらないやつになってただけなんだよね」という言葉を聞いて、「あ。そうか！」と悟ったらしいのです。

問いを持っていると、意外なところから答えが返ってくるものです。