どんな理不尽な目に会っても笑顔を絶やさない人は、本当に頼もしく見える。

●解説

一昨日、「いまどき怒るとバカに見える」と書きました。

賛否両論あることでしょう。怒るべきときは怒るべきだと言う人もいるでしょう。

ただ、正直、私には、普段生きていて怒るべきところってそんなにあるのかという疑問は持っています。怒るべきところでないのに、怒る人が多いというのは強く主張したい。

また、電車などの公共の場では、自分の子供が人に迷惑をかけているのにほったらかしの親も問題だと思うけど、怒っている親も結局子供を制御できていないので同じ。そもそも電車の中で自分の子供を叱っている親って、バカに見えませんか？

一番偉いのは、子供を怒らずにすんでいる親だと思うんですが、いかがでしょうか？

そういう目で、厚労省の村木元局長を見ていると、世の中を変えようと苦労してきた人は、やっぱり違うと思いました。

男女の機会均等とか重度障害者の職業訓練などにずっと取り組んできた人だから、もしかしたら昔は理不尽に対する強い憤りがあったのかもしれません。しかし、怒っても何も変わらないことに、長い間の苦労で気づいたんじゃないか。

まあ、私の勝手な想像ですが、あの笑顔は苦労してきた人にしか出せない笑顔じゃないかと思いました。

正義の怒りを振りかざす人よりも、私は選べるなら村木元局長と一緒に仕事がしたいと思いましたが、いかがでしょうか？