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組織で耐え忍ぶ働き方と、自分のやりたい事って同じ?
次世代マーケティングリサーチから見る、考察と戦略
組織で耐え忍ぶ働き方と、自分のやりたい事って同じ?
2012年、数名の仲間と一緒にデジタルマーケティングの領域で会社を設立。新しい社会を作る上で、今後「自分たちが担える役割とは何か」を、日々議論しながらチャレンジしていきます。
当ブログ「次世代マーケティングリサーチから見る、考察と戦略」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/webteam/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
2012年、29歳の若輩ものながら独立しました。
私は両親や親戚が独立をしているため、幼い頃から自分自身で商売するということを強く意識していました。親戚からは「将来は自分の商売せな、アカン!!」と言われて育ったため、独立に対してはあまり違和感なく今に至ります。
ただ、私はそうはいっても、独立に至るまで本当に悩み、自問自答を何回も繰り返しました。
「自分で起業しなくても、会社の中で頑張れば社内ベンチャーでも創業できる」
「結局は周りからかっこよく見られたいって見栄なんじゃないか」
「石の上にも3年、企業の中で粘り強く生きたほうが、もっといい形で創業できるじゃん」
何度も自問自答をして、自分の選択に対する明確なロジックを探していました。私は自分の信念や初心を明確にするために、たくさんの本やウェブニュースを読みました。すると「今の会社に残る」ことで成果を出して出世したり、その事業で独立を目指すという選択も非常に魅力的に見えてきます。それも正しい答えの1つだと思いました。
一方で、有名企業にいたが「やりたいことをやる」を名目に独立した人たちがメディアで話題になり、私には彼らがヒーローのように輝いて見えていました。一端だけをみると、彼らは自分とは違った世界に住んでいるように見えますが、実は、これは結果的には同じなのだと思うようになりました。
与えられた、作ったは別にして、今いる場所にいながらだれかのためになる事をすることが、仕事(=人に仕える事)と考えるようになりました。そこを1点、ぶれることなくいるのであれば、立場や環境はなんだっていい気がしました。
例えば、転職する、独立する、ノマドになる、組織に残る、無職になる、派遣社員で働く、正社員になる......など、置かれる立場や役割が異なっても、同じ方向を向いてさえいればなんでもないことに思えてきました。そういう意味では、私が悩んだことがいかに小さなことなのかと思います。
だから、私は独立していたとしても、どこかの組織に属して仕事をしてもいいとまで思います。結局は会社にいて上司の指示の下で仕事をするのと、独立してクライアントの指示通りに仕事をするのとでは、この部分においては大差ないように思った、ということです。
とは言いながらも、まだまだ若輩者の私。仕事や人生の師匠となってもらえるような方とお会いしたいとも考えています。若手が独りよがりな仕事をしていては、社会や目の前の人たちに対して大きな貢献ができないし、そんなに甘くはないと思っています。そのため組織を超えての叱咤激励、ご指導をして頂ける諸先輩方々と一緒になって歩んでいけたらと思っています。浅はかな考察ですが、このエントリーを1つの初心としてスタートを切ります。