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使いやすさを、考える
»2013年5月23日
仕事と人間関係がやさしくなる、1分間IT活用法
使いやすさを、考える
株式会社ナレッジシステムズ代表取締役 企業の成長に必要な「仕組み化」を、IT(ICT)を駆使して実現するシステム実践屋。NLPや心理学の知識を活かしたコンサルティングで「こういうシステムが欲しい」「この業務を自動化したい」というイメージを形にしています。
当ブログ「仕事と人間関係がやさしくなる、1分間IT活用法」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/whasegawa/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
こんにちは、システムコンサルタントの長谷川渉です。
あるシステムの設計を考えている時、ふと、「使いやすさって、なんだろう?」という言葉が浮かんできました。
もちろん設計段階で使いやすさを検討することは、いつものことです。
ただ数年前までは、システム開発においての使いやすさは、パソコン上でのことを考えることが中心でした。
ですが今は、スマホやタブレットが仕事でも当たり前のように使われるようになり、システムもパソコンというハードウェアだけではなく、WEB・インターネットを使った形(クラウド)も一般的になっています。
さらにはビッグデータの活用も注目されており、IT(情報技術)の使いやすさについても、一段と求められるレベルが高くなってきていると感じています。
そして、実際のシステムを利用する方たちも、パソコン世代もいらっしゃれば、携帯世代、スマホ世代と、こちらも多種多様化してきており、一体何が使いやすいのか、と言うことは常に最優先課題として挙げる必要があります。
と言っても、使いやすさを考える事自体は、技術の進化に合わせてのアレンジは必要になりますが、軸としていることに変わりはなく、今回の設計でも検討したポイントについては今までどおりの基本を大事にしながら、システムの規模や案件内容に必要なカスタマイズを考慮しながら、検討しました。
その検討の軸は、本当に基本的なことではありますが、以下の3つになります。
※使いやすいモノと使いづらいモノ、どちらかと言えば前者のほうが喜ばれるかなという前提での、お話しになります。
その1.情報の見やすさを考える
画面上に表示できる情報量には、限りがあります。
利用者によっては、見たい情報、それが画面上のどこに表示されているのか、好みもさまざまです。
限りあるエリアにどのように情報を表示させるか、これが第一のポイントです。
その2.情報と情報の動線を考える
情報は見るだけではありません。
顧客管理のシステム等では、顧客対応の際に情報を更新していく必要があり、それには当然、操作が必要になります。
その操作をする際に、どの情報を見れば良いのか、どの情報が必要なのかということが、直観的に分かりやすいほうが、操作ミスやタイムロスも減らせます。
情報同士の連携を考え、欲しい情報を見つけやすくする、これが第二のポイントです。
その3.操作手順を簡単にすることを考える
情報の見やすさ、見つけやすさを考えたら、最後は、その手順をどれだけ簡単にできるかを、考えます。
例えば、5回、クリックが必要な手順を、4回、3回にできないか、スクロールをしなくても済むようにならないか、マウスとキーボードを交互に使い分けなくても済むようにならないか、と言ったようなことを、考えます。
スマホ等の場合は、小さな画面内で、どれだけ効率的な操作ができるかを考えていくと、パソコンとは違った情報表示やレイアウトを考えていくことも、大事な検討ポイントになります。
ストレスの少ない操作手順を機器に合わせて用意する、これが第三のポイントです。
そして最後に、この3つの基本的な考えのさらに基礎にあることは、
大原則.利用者が必要としているものになっているか
ということです。
機能が多すぎても使い方が分かりづらくなり、少なすぎても効率的にならず不便になります。
時々「大は小を兼ねる」という言葉も聞きますが、先を見越して導入しておいた機能であったとしても、求められる使いやすさが変わらないとは限りません。
いわゆるオーバースペック(過剰性能)は、宝の持ち腐れ、秘密兵器のままお蔵入りってこともあり得るのです。
あれもこれもと、将来性を考えて検討することは大賛成ですが、実際に導入するか否かについては、大原則を踏まえて考えることで、冷静な判断ができるようになります。
<1分間IT活用法>
「どこで、何を、どう使うか」これを提供する側、利用者側の意図が限りなく同じイメージになることが、使いやすさの理想的な姿になると考えています。
どちらかの要望を強く取り入れすぎることで、システムのバランスが崩れてしまうこともあり得ます。
PDCAサイクルで調整していく中でも、可能な限りPの段階で、どれだけ両者からのニーズ、ウォンツを情報収集し、精査した上で設計に反映させるかで、より多くの人が使いやすいと思えるモノができあがると、私は考えています。
あるシステムの設計を考えている時、ふと、「使いやすさって、なんだろう?」という言葉が浮かんできました。
もちろん設計段階で使いやすさを検討することは、いつものことです。
ただ数年前までは、システム開発においての使いやすさは、パソコン上でのことを考えることが中心でした。
ですが今は、スマホやタブレットが仕事でも当たり前のように使われるようになり、システムもパソコンというハードウェアだけではなく、WEB・インターネットを使った形(クラウド)も一般的になっています。
さらにはビッグデータの活用も注目されており、IT(情報技術)の使いやすさについても、一段と求められるレベルが高くなってきていると感じています。
そして、実際のシステムを利用する方たちも、パソコン世代もいらっしゃれば、携帯世代、スマホ世代と、こちらも多種多様化してきており、一体何が使いやすいのか、と言うことは常に最優先課題として挙げる必要があります。
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と言っても、使いやすさを考える事自体は、技術の進化に合わせてのアレンジは必要になりますが、軸としていることに変わりはなく、今回の設計でも検討したポイントについては今までどおりの基本を大事にしながら、システムの規模や案件内容に必要なカスタマイズを考慮しながら、検討しました。
その検討の軸は、本当に基本的なことではありますが、以下の3つになります。
※使いやすいモノと使いづらいモノ、どちらかと言えば前者のほうが喜ばれるかなという前提での、お話しになります。
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その1.情報の見やすさを考える
画面上に表示できる情報量には、限りがあります。
利用者によっては、見たい情報、それが画面上のどこに表示されているのか、好みもさまざまです。
限りあるエリアにどのように情報を表示させるか、これが第一のポイントです。
その2.情報と情報の動線を考える
情報は見るだけではありません。
顧客管理のシステム等では、顧客対応の際に情報を更新していく必要があり、それには当然、操作が必要になります。
その操作をする際に、どの情報を見れば良いのか、どの情報が必要なのかということが、直観的に分かりやすいほうが、操作ミスやタイムロスも減らせます。
情報同士の連携を考え、欲しい情報を見つけやすくする、これが第二のポイントです。
その3.操作手順を簡単にすることを考える
情報の見やすさ、見つけやすさを考えたら、最後は、その手順をどれだけ簡単にできるかを、考えます。
例えば、5回、クリックが必要な手順を、4回、3回にできないか、スクロールをしなくても済むようにならないか、マウスとキーボードを交互に使い分けなくても済むようにならないか、と言ったようなことを、考えます。
スマホ等の場合は、小さな画面内で、どれだけ効率的な操作ができるかを考えていくと、パソコンとは違った情報表示やレイアウトを考えていくことも、大事な検討ポイントになります。
ストレスの少ない操作手順を機器に合わせて用意する、これが第三のポイントです。
どこで何をどう使うか、この3つを常に意識しています
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そして最後に、この3つの基本的な考えのさらに基礎にあることは、
大原則.利用者が必要としているものになっているか
ということです。
機能が多すぎても使い方が分かりづらくなり、少なすぎても効率的にならず不便になります。
時々「大は小を兼ねる」という言葉も聞きますが、先を見越して導入しておいた機能であったとしても、求められる使いやすさが変わらないとは限りません。
いわゆるオーバースペック(過剰性能)は、宝の持ち腐れ、秘密兵器のままお蔵入りってこともあり得るのです。
あれもこれもと、将来性を考えて検討することは大賛成ですが、実際に導入するか否かについては、大原則を踏まえて考えることで、冷静な判断ができるようになります。
<1分間IT活用法>
「どこで、何を、どう使うか」これを提供する側、利用者側の意図が限りなく同じイメージになることが、使いやすさの理想的な姿になると考えています。
どちらかの要望を強く取り入れすぎることで、システムのバランスが崩れてしまうこともあり得ます。
PDCAサイクルで調整していく中でも、可能な限りPの段階で、どれだけ両者からのニーズ、ウォンツを情報収集し、精査した上で設計に反映させるかで、より多くの人が使いやすいと思えるモノができあがると、私は考えています。